日本の弊風

この記事は3年以上前に投稿された古いものです。

クール(かっこいい)ジャパンではありません。へんてこなジャパン、弊風について考えてみたいと思います。

日本人は、我慢強くて、勤勉で、真面目です。

日本語の語調は、Monotonousで、感情まで抑揚がないのではないかと思えます。

少子高齢化への対応策は、移民を受け入れるより外はありませんが、日本はかたくなに移民を制限し、移民については鎖国状態です。

このままでは、日本は2060年頃人口は6000万人ほどに減少し、高齢者は4割を超えます。その時文句を言ってはいけません。

日本人の美徳の調査(TOP10)

世界に誇れる日本人の美徳1位は?といった調査がありました。

1位 規則やマナーを守り秩序を重んじる(191pt)
2位 時間や約束を守る(182pt)
3位 几帳面なところ(175pt)
4位 協調性に富んでいるところ(148pt)
5位 勤勉なところ(98pt)
6位 清潔好きなところ(89pt)
7位 手先が器用なところ(69pt)
7位 繊細な気配りができるところ(69pt)
9位 謙虚で奥ゆかしいところ(53pt)
10位 「もったいない」精神が根付いているところ (45pt)

なるほどそうかもしれない。もう少しひねって考えると‥

1位 規則やマナーは破るためにあることを知らない。
2位 時間や約束を守ることを人に押し付ける。
3位 几帳面が良いと思ってる。
4位 学校でも協調性をが問われる。
5位 クソ真面目なことを勤勉と呼ぶ。
6位 整然と清潔を履き違えている。
7位 手先が器用な職人を尊ぶ気質がある。
7位 繊細な気配りを自慢にする者までいる。
9位 謙虚で奥ゆかしいとは、ケチでウソツキだということ。
10位 「もったいない」精神は吝嗇ということ。

フランクリンの13徳

NY在住のブロガーが、日本人の美徳が世界で評価される本当の理由がヒットしたことがあります。
何のことはない「フランクリンの13徳」(Benjamin Franklin’s 13 Virtues) は、既に日本人がやってるといったものです。
その13徳ってのはこんなものです。

  1. 節度を持て。食べすぎ、飲みすぎに注意。
  2. 寡黙であれ。誰かのためや、自分のためにならないことを話すな。無駄口をたたくな。
  3. 秩序を保て。整理整頓。時間厳守。
  4. 覚悟を持て。やると決めたら必ず実行しろ。
  5. 倹約しろ。誰かのためや、自分のためにならないことに金を使うな。浪費するな。
  6. 勤勉であれ。時間を無駄にするな。常に有益なことに努めろ。不要な行いを排除しろ。
  7. 誠実であれ。人を害する嘘をつくな。私心を捨て、公正に考え、発言しろ。
  8. 正義を貫け。人を傷つけたり、人へ与える恩恵を怠るな。
  9. 偏るな(中庸であれ)。極端を避けろ。怒っても当然と思える時でも感情に任せて怒るな。
  10. 身を清めよ。身体、衣服、住まいの不潔を黙認するな。
  11. 平静を保て。小事や日常的に起こる出来事に騒ぐな。
  12. 貞操を守れ。性交は健康維持や子づくりのためのみとし、性欲に溺れて自他の平安や信用を傷つけるな。
  13. 謙虚であれ。イエス及びソクラテスに見習うべし。

これは、アメリカ人の理想だそうですが、まるで日本人を見て書かれたのかと思うほどです。
節操、寡黙、規律、不言実行、倹約、勤勉、誠実、正義、中道、清潔、沈着、貞操、謙虚、など伝統的に日本に伝わる美徳、サムライの精神にぴったりマッチしてるんだそうです。お母さんからガミガミ言われるような「フランクリンの13徳」。

 

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