今年の桜は早い。毎年見事にさき香ります。さくらはをもしろき物・木の中よりさきいづ とあるように、その不思議さを想います。
薄曇りの空に桜は似合います。この時期は希望の時期です。
都会の中でもよく似合うのが桜でしょう。
そのものが日本のような桜です。
桜は希望です。少年は希望です。
桜は先駆けて、最初に春を告げます。
日本の誰もが愛してやまない桜です。さまざまな思いを持って、日本の桜は見られています。
最近、日本のジェンダー・ギャップ(Gender Gap)が問題になってます。発端はオリンピック組織委員会の森喜朗の発言でした。
2月3日,日本オリンピック委員会(JOC)臨時評議員会で、「女性理事を選ぶってのは、文科省がうるさく言うんです。だけど、女性がたくさん入っている理事会は時間がかかります」と女性蔑視と取られた発言でありました。
2/28のNHK日曜討論でも「ジェンダーギャップ解消へ 与野党に問う」というテーマで議論してました。しかし、女性だけをパネラーにしてDebateさせること自体おかしい。
Gender Gapを議論するなら昭和の爺さんたちを出すべきです。そりゃ面白いことになること請け合いです。Gender Gap問題は男性側にあるのに、それを棚上げにしてるところに日本のレベルの低さがあります。民度が低いのです。
3年はど前、ジェンダー・ギャップ(Gender Gap)について少々勉強したことがあります。世界経済フォーラム(WEF)が毎年発表している GGGI (Global Gender Gap Index)では、日本は今も153ヶ国中121位で一向に改善されていません。日本はひどいもんです。
これは、日本の歴史的な背景が起因しているといっても過言ではないでしょう。
『菊と刀』を著したルース・ベネディクトも、『果てしなく美しい日本』を著したドナルドキーンも「日本は家族ヒエラルキーで社会が成り立っている」と指摘してます。アメリカ人にとって日本人の家族ヒエラルキーは異質で特異な文化に映ったようです。
日本人の家族ヒエラルキーという特殊性は、女性の社会進出、社会的地位の確立を遅らせてきました。
それは江戸時代から近代国家となった明治、昭和へと、天皇を頂点とする家族制度によって制度が築かれてきからです。
家族ヒエラルキーの中で、長い間女性はその地位を築けなかったばかりか、社会的な地位を得ることを著しく遅らせてきました。
謂わば、江戸時代の垢とでも言ったらいいのか、家督相続が日本の家長制を支えてきたところがあります。家督は経済的基盤であり、社会的基盤でした。だから隠居とは家督を譲ることです。
これを世間の習わし(世古)として、面目が立つ立たないということが、価値基準として古来日本では大事にされてきました。それが家族ヒエラルキーの基礎となってきたのです。
今は家督のような制度はありませんが、この日本的な制度から生まれた風習は残ってしまっています。それがGender Gapの理解を阻めているのでしょう。
昭和の爺さんの時代、会社でも官公庁の職場でも、女性は結婚までの腰掛け仕事だと思われていました。
事実、寿退社を祝い、祝ってもらうのが、社会人としての一般的な幸せで、常識でもありました。
それが近頃、女性にも能力を求め、能力のある女性が活躍できる職場が求められてきました。そして事実、そんな職場が現れるようになってきたのです。
そうした変化に昭和の爺さんはついていけないのであります。
ジェンダーギャップだと言われても何が不適切な発言だったかも分からないのですから、困ったものであります。
無意識のバイアス、即ちアンコンシャスバイアス(Unconscious bias)とは「無意識の偏見」といわれています。例えば…
こんなアンコンシャスバイアスに気づかない昭和の爺さんのモラル意識が、今も残渣のように世の中にこびり付いています。
日本は1986年に男女雇用機会均等法が施行され、2016年には「妊娠・出産等に関するハラスメント防止措置」も定められました。マタハラを規制することは進められるべきですが、企業内では妊娠中の女性や産休明けの女性に必要以上の配慮や気遣いが行われることもあります。
これは「マミートラック」とも呼ばれ、それまで営業職であった女性を事務が中心の管理部門へ異動、以後の昇進に影響をしてしまうことです。
一方で育児休暇を取得しようとする男性に取得を許さない、嫌がらせをするなど「パタニティハラスメント」も起きています。
昭和の爺さんには分からぬ”Gender Gap”もHeForShe(ヒーフォーシー)も本当のところ理解できません。
女性のエンパワーメントのための前提条件だと言われても、昭和の爺さんたちは背を向けて、議論できないのです。
東京オリンピックの開催ができるかどうか今も危ぶまれていますが、オリンピックの準備段階でジェンダーギャップが議論され、問題にされたことは、新しい時代を迎えるに良い機会だったと思えてなりません。昭和の爺さんの一人として・・・
ルミックス GX7MK3のレンズキットだった単焦点のLEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPを手放してズームレンズを購入しました。(2020/11/7)
購入したレンズは標準高倍率ズームのこれ⇨です。
Panasonic (パナソニック) LUMIX G VARIO 14-140mm F3.5-5.6 ASPH. POWER O.I.S. ブラック
35mm換算で28㍉~280㍉で、広角~標準~望遠までカバーしています。(このレンズはDC-G99H-K(ブラック)のキットレンズにもなってます。)
使いはじめて4ヶ月、旅レンズといわれるだけあってどんなシーンでも使えて本当に便利です。画角の感覚を身につけるには単焦点レンスですが、使いやすさではズームレンズに敵いません。
構図を決めるとき邪魔な部分を除けたり、近寄る遠ざかることが簡単にできるのはズームレンズのよさです。
前玉フォーカスなので広角から始まり、繰り出して望遠まで寄れるのは、実に使い勝手が良いです。
実は、Lumix Club PicMate(サービス終了しました) の作品をみて、このレンズが欲しくなりました。
やはり作品を見てレンズを決めるのが、レンズ選びの本筋でしょうね。
これも、LUMIX G VARIO 14-140mm F3.5-5.6で撮った写真です。自然風景を撮ると実に綺麗です。
少しずつ、自分に合ったレンズを選ぶようになってきました。
この3月長男に男子が産まれました。(2021年3月2日)
長男の長男、つまり孫が生まれました。家族がもうひとり増えた。古来、おめでたいということは、こうしたことかと感慨にひたりました。
翌朝、雨上がりの東京の空には、美しい月が輝いていました。月齢18.3、旧暦1月19日の居待月(いまちづき)でしょうか?
この子も俺と同じ丑年弥生3月生まれであります。でも同じ丑年生まれでも、孫は辛丑、俺は己丑で違います。
少々いたずらで、俺の「己丑の生まれの性格」調べてみると…
温和で優しいのんびりな人です。 自然の流れを大切にし、あるがまま穏やかに暮らす事を優先します。そのため競争社会には向かないタイプです。 しかしながら、自分を信じてじっくりと取り組み、未来を切り開くエネルギーを持ち、年齢を重ねる毎に運が強くなり、運を上げていく事ができます。
<長所>……(勉強家 知恵がある 努力家 温和 のんびり)
<短所>……(時間がかかる 競争意欲がない マイペース 保守的 地味)
なるほど、なるほど当たっている。そこで孫の辛丑の性格を見たら、こんなことが書いてあった。
地味ですが、内面はきちんとした人です。堅実で外に出る事を好まない傾向で、聡明で頭が良いですが、派手な事を嫌い、能力を隠します。
<長所>……(常識的 堅実 賢い センスがある 安定)
<短所>……(地味 マイペース シャイ 控えめ 暗い)
同じ丑年でも性格は随分に違うようです。ドイツで生まれ、どんな育ち方をするか?そしてどんな人生を辿ることでしょう?
孫ともなると、親と違って過剰に期待することはありませんが、家族ですから良き人生を歩んでほしいと思います。
新時代はあなたの世界です。
よろしく。