弟子の根本姿勢

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今になって、4月14日付けの聖教新聞「総県長会議での原田会長の指導(要旨)」を読み直しています。
信心は師弟不二の戦いですが、実はいま「弟子の責任で広布を担いゆく時」を迎えているのです。

教宣ハンドブック2018が発刊されました。このハンドブックの冒頭に、このようにありました。

「権威の宗教」の鉄鎖てっさを断ち切り、
日顕宗から「魂の独立」を果たした学会は
今や192ヶ国・地域へ、仏法史上、
未聞の大発展を遂げた。
2013年11月、広宣流布大誓堂の建立により、
世界広布新時代が開幕。世界宗教として、
さらなる飛躍の時を迎えた学会は、
会則改正、新たな「勤行要典」や
会憲の制定によって、
宗教的独自性をより鮮明にし、
万代にわたる広布の基盤を確立した。

振り返ってみれば、創価の宗教改革は、ここ数年、劇的でした。時系列にたどってみると… (リンクはモリパパ・ブログへのリンク)

  1. 会則改正(2014.11.8聖教新聞に掲載)
  2. 会則の教義条項改正に関する解説(2015.1.29,30聖教新聞に掲載)
  3. 勤行要典を新たに制定(2015.11.17聖教新聞に掲載)
  4. 「三代会長」の敬称を「先生」と明記(2016.11.5聖教新聞掲載)
  5. 世界宗教へ飛躍する「時」(2017.9.2聖教新聞掲載)

4月14日付けの聖教新聞を読み直して、あらためて気づくことがあるのです。以下「総県長会議での原田会長の指導(要旨)」

この数年、取り組んでまいりました、教義事項をはじめとする「会則改正」も、世界教団としての根本規範たる「会憲」の制定も、全ては池田先生のご構想を弟子が実現しゆく戦いであり、だからこそ一つ一つ、ご了解を頂きながら進めている(中略)師のご構想を具現化する戦いを、自分勝手なエゴで妨げようとするならば、破和合僧というほかありません。(中略)

池田先生は『新・人間革命』第8巻「清流」の章で、大恩ある学会に反逆する人間の内面を明快に喝破してくださっています。「不祥事を起こし、学会に迷惑をかけて、退転していった人間は、必ずといってよいほど、学会を逆恨みし、攻撃の牙をむくものである。それは一つには、学会を利用し、果たそうとした野望が実現できなかったことから、学会を憎悪し、嫉妬をいだくためついえる。また、不祥事を起こした脱落者、敗北者の”負い目” ”劣等感”を、拭い去ろうとする心理の現れともいえる。そのためには、自己を正当化する以外にないからだ。(中略)

そこで、学会や山本伸一を『巨悪』に仕立て上げ、自分を、その被害者、犠牲者として『悪』と戦う『正義』を演じようとするのである。この本末転倒の心の在り方を、『悪鬼入其身』というのである」(中略)

今、弟子の責任で広布を担いゆく時を迎えているからこそ、こうした戒めを、強く深く命に刻んでまいりたい。

池田先生は、清流の章の結びにこうありました。
「広宣流布の航海は、波乱万丈である。疾風もある。怒涛もある。嵐もある。しかし、風を突き、波を砕き、ただひたすら、前へ、前へと、進み続ける以外にない。」 と…

ボクら学会員は、経済苦に、病気に、人間関係に労苦を重ねて、乗り越えてきました。その功徳と歓喜の体験は何物にも代え難いものです。でも本当の功徳は「一切衆生の盲目をひらける功徳」(御書p.329)であります。盲目を拓く功徳とは広宣流布への自覚です。そして今、民衆仏法を確立するときを迎えているのです。

2015.8.28 聖教新聞

合言葉は「前進!」です。