岸田内閣がおもしろい

2017年のことだったが、なんと!日本は核兵器禁止条約に反対した。唯一の戦争被爆国として核兵器の廃絶を訴えながら、アメリカの核の傘に守られている日本は、核軍縮は核保有国と非保有国が協力して段階的に進めるべきだとして、反対に回ったのだ。

その中で、岸田氏は「核兵器の数を減らすには、核兵器を持っている国を巻き込まなければ動かない。賢人会議には、協力して核兵器のない世界を目指すために議論してほしい」と講演した。

岸田文雄外相(当時)の努力によって、腐心の末に核軍縮「賢人会議」が発足したことを思い起こしてしまった。

IDNに池田先生が寄稿したように、本質は、核保有国と非核保有国との対立にあるのではなく、「核兵器の脅威」と「人類の生存の権利」の対立にこそあるのだ。

その本質に立ち戻って、ぜひ議論を今一度 進めてもらいたい。

2021年10月4日、岸田首相が誕生した。安倍や菅とは違った方向を打ち出した。

佐藤 優は、さすが外交の視点鋭く良く見抜いていると思う。

また、岸田首相は「新しい資本主義」を掲げた。これまでアベノミクスという新自由主義まがいの政策に対し異議を投げかけた。
里山資本主義を意識しているのではないかと思ってしまった。
里山資本主義は、藻谷とNHK広島取材班の造語だそうだが、里山資本主義が注目されている。おもしろい。

以前(2014年)、公明党でも藻谷氏を呼んで「地域経済と里山資本主義」と題した講演会を開催したことがある。

岸田の「新しい日本型資本主義」がどういったものになるのか興味が沸く。批判や障害を巻き起こすことになるかも知れない。
もう過去の遺物となった新自由主義やマネー資本主義の経済システムを、ここらで変える政策を試みて欲しいものです。

お金に依存しないシステムを再構築しする考え方まで行かなくても、マネー一辺倒の経済に対して、疑問を投げて欲しい。

さあ!総選挙だ。勝たねばなるまい。

 

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