ウクライナ侵略戦争

何としたことか?とうとう戦争になってしまった。ベトナム戦争も湾岸戦争も米国は核兵器を持たない国との戦争だった。今回は違う、相手は核を持つロシアだ。核だ!核の手段がある戦争だ。

冷戦終結の結果、米ロなどで軍事用の予算、人員、技術を民生用に振り向ける可能性を期待した平和の配当もこれで夢と消えた。

Toru KumagaiのFB

ジャーナリストの熊谷徹は刻々と変わるウクライナ情勢伝え、こう言っている。

21世紀にプーチン大統領が始めた侵略戦争は世界を変える。1989年のベルリンの壁崩壊が欧州にもたらした「平和の配当」の時代は、2022年2月23日に終わった。
強権国家が武力で、民主主義国家をねじ伏せる、1930年代のような時代が再び欧州にやってきたのだ

ソ連の栄光をもう一度!と、プーチンはウクライナへ侵攻した。否、侵攻なんかじゃない、これは侵略戦争だ。ウクライナはかつてのウクライナじゃない。民主の自決に目覚めた民主国家だ。

ロシアへの経済制裁が始まった。かつて無かったほどの重大な惨禍を招くだろう。今、世界はグローバル化してます。かつてソ連の時代ではない。金融も自由化され、流通も巨大化し、特に技術進歩とインターネットの普及で世界はとんでもなく変わってる。

アメリカとヨーロッパ各国などは、SWIFTと呼ばれる国際的な決済ネットワークからロシアの銀行を締め出す措置に合意した。
日本もルーブル/円の新規取引を停止し、保証金率を引き上げた。
IT各社はすぐに反応した。もうロシアではApple payもGoogle pay も使えなくなった。

EUはEU諸国は、ロシアの民間航空機を、EU加盟国の空域から締め出すことを決定した。ロシアが報復措置を取ることは確実で、EUの航空会社がロシアの空域から締め出されるだろう。南回りもしくはアンカレッジ経由になるだろう。

国際決済が出来なければ、輸出入の物流は殆どストップする。LNG ばかりか原油などのエネルギー関連の打撃はロシア、欧米の双方に深刻な打撃となるだろう。

プーチンは独裁者だ。ヒットラーと何ら変わらない。

KGB すなわちナチスのゲシュタポや戦前日本の特高警察のような組織から身を起こしたプーチンは、民衆の側に立つことはない。大衆を支配する技術にたけているだけの人間だ。民主的な圧力ではプーチン体制を倒すことはできない。

今も戦闘が続いている。何がどうなってるのか混沌としている。戦闘は激しさを増している。もう後戻りはない。
ウクライナ政府は国家非常事態を宣言し、18~60歳の予備役の市民も招集し1年間軍務に就かせるとした。そして民間人に自衛用の武器の所有と使用を許可する法案を可決した。

これまで他国へ武器を提供しない政策を貫いてきたドイツは第二次世界大戦後初めての方針転換した。

ほとんど世界中を敵に回したプーチンの手で、次はジェノサイドがウクライナで起ころうとしている。戦争の悲惨さを舐める者はいつも力なき民衆だ。

ウクライナの報道を見て、書かずにいられず一気に書いてしまった。力も何もない一庶民ですが、心配で心が痛む。

ウクライナ-コサックよ!負けるな勇敢なコサックよ!

 

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