9月28日上空に、ガンがV字編隊で飛行するを見つけたときは嬉しかった。北海道に来たから見れる秋の「雁の渡り」です。
ここ北海道の恵庭では、ガンはさらに南下する中継地のような所です。最終的に宮城の伊豆沼や蕪栗沼まで行くのでしょうか?
10月に入ると、自宅の窓からもガンのV字編隊が見られるようになりました。そして夕暮れ時も
ガァガァと鳴きながら上空を通り過ぎてゆきました。
ガンだけではありません。白鳥もV字編隊を組んで、通り過ぎて行きます。
最近、ガンに遅れて白鳥の渡りが増えてきたように思われます。
夜明けと夕暮れの雁行ショーが楽しみになり、窓際に双眼鏡を置いて楽しむようになりました。今朝も白鳥がやってきました。
ウトナイ湖あたりでは、ガンや白鳥が見える頃でしょうか?
電話で聞いてみると「もうだいぶ来ていますよ。11月ころまで見られると思います。」とのことでした。
昔は、全国で雁の渡りが見られたそうです。森鴎外の小説「雁」にもあるように、上野の不忍池にも雁がきていました。
日本では、雁が食用で乱獲されて、雁が少なくなってしまった。だから、北の育ちでない者にとって雁の渡りは珍しいのです。
11月には秋の渡りは終わるようです。次は春の渡りが楽しみです。果たして、またこの上空を通過してくれるでしょうか?