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2014年4月6日にBS TBS報道部で放映された番組に、宮脇昭先生がお元気な姿で出演されていました。
もう86歳と紹介されていました。
宮脇昭編の「日本の植生」は昭和52年(1977年)に出版された。そのころ小生は28才で、植生について初めて興味を持った。
懐かしい思い出だ。
東北大震災の津波で、一本の大きなケヤキの木にしがみついて、助かった人がいらっしゃった。
「いのちをつないだケヤキ」として紹介されていた。
その「いのちをつないだケヤキ」をもって、津波の防災対策にしようと植樹が計画されているという。その提唱者が宮脇昭先生で、お元気で活躍されていた。何よりである。
新日鉄の緑化計画で、鎮守の森構想を提唱されたのは、宮脇昭先生だった。今回また東北の津波の防災対策でケヤキの植樹を提唱されている。
高さ9メートルに及ぶコンクリートの防波堤で、海岸線を張り回らせることしか思いつかない人たちに、警鐘を鳴らしたい。
緑と碧があふれる海外線に、視界を覆うようなコンクリートを設置したら、「犬と鬼」の著者アレックス・カー(Alex Kerr)からまた笑われる。そんなアイデアしか出せない人々に警鐘を鳴らしたい。