大変な週末に

この記事は3年以上前に投稿された古いものです。

日本では、6月21日を会期末に控えた衆院で、実質15日明日までに消費税増税の自公民協議がまとまらなければ、民主党の分裂、会期延長の混沌、解散総選挙の道を選ぶことになりそうだ。
どうも解散総選挙の道は無いのかな?

ヨーロッパでは、17日のギリシャ総選挙で左派が勝ったら、ギリシャのユーロ離脱の方向に急速に変化する。スペイン国債もイタリア国債さえも再建不能のシナリオに突入しそうだ。そんなことになればユーロは¥96円を切る段階に入ってしまう。

そして、それは長く長く続く。少なくとも10年は続くだろう。まるで日本の失われた10年のように。 そして行き着く処は世界恐慌へと続くことになり、歯止めは効かない。

大飯原発は、とうとう今週にも再稼働するけど、地震は何時何処で起こるか皆が心配している。特に関東直下型地震は30年以内に70%の確率で起こるようで、地震予測が人々を怖がらせている。 関東大震災から約90年が経とうとしている。東京で何時大地震が起きてもおかしくない。大地震が起きたら日本だけじゃない世界経済にも大打撃を与える。我が家も二束三文になってしまうだろう。家が壊れなくても買える人がいなくなるからネ。

全て人為であり、将来への不安だが、それから誰も抜けだせないと感じている。 モリパパはこれまで生きてきて、人々を怖がれせるような変な時代がやって来たもんだと思っている。

かつて、円が360円/$から240円になったときも、原油が1ガロン15$から36$になったオイルショックで日本中が省エネ旋風が吹き荒れたときも、ここ東京目黒で、坪1000万円を付けた直後にバブル崩壊したときも、2008年10月突然リーマン・ショックで瞬く間に世界不況に陥ったときも、全て予測されたことはなかった。

でも今回は、予測が予測を煽り、それも悪い予測ばかりである。予測や想定のできないところで時代は動いてきたのに。

少なくともこれまでは、経済学者は常に後付けで解説するように、ことが起こってから時代が変わったと気付かされるのが常だった。そこ行くと、どうも今回は変な感じがする。

何でもかんでも不調な時代だ、問題はグローバルになって、将に立正安国論に云う「汝須らく一身の安堵を思わば、先ず四表の静謐を祈らん者か」という言葉が身に迫る時代になっている。

「不安を煽る」そんな変な時代に生きているんだ、我々は!
だからこそシッカリ本質を見抜くことが大事なんだ。シッカリは題目を上げること以外にない。だって予測も想定もできない状況の中に身を置いているんだから。

以上、イッパイ飲みながら書いてます・・・

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