雪国育ちでない者には馴染みがないけれど「根開き」という季語があります。「木の根開き」、「雪根開き」などと呼ばれる現象で、俳句では春の季語とされています。
木の体温で根元の雪が解けていくように見えます。雪から雨に変わる頃、二十四節季は「雨水」の頃をさす季語なのでしょうか?
「雨水」は2月19日頃のはずですが、北海道では3月初旬に遅れて来るようです。雪から雨に変わる頃までに春を感じます。
今年は雪が少なかったそうです。人が入らない林で積雪は50cmほどでしょうか? 白樺の木の根元の「根開き」が綺麗でした。
根開きを木温と呼ぶ人もいるそうですが、生きていいる木に体温があるようで不思議です。
北海道の季節にはメリハリがあります。日一日と春の暖かさを感じます。これから加速度がついて春が進みます。楽しみです。