イタリアの男でさえ涙(Lacrima)に弱い

この記事は3年以上前に投稿された古いものです。

昔も今も、男は女性の涙に弱い。イタリアの男でさえも同じだ。

その昔(1964年)に流行ったボビー・ソロの「ほほにかかる涙」のイタリアの歌詞(日本の吹き替え歌詞ではない)を見ると、わかります。

ほほにかかる涙(Una Lacrima sul Viso)

頬の涙から
たくさんのことがわかった
何ヶ月も何ヶ月も経って 今わかった
君にとってボクが何なのか
見つめる目と微笑で
君の秘密がわかった
君はボクを愛してくれていたんだね
そして今もまだ
君が 君が ボクを愛していただなんて でも
ボクみたいに 君も見つからなかったんだね
そう言う勇気が でも
あの頬の涙は 愛の奇蹟
この瞬間に起きた奇蹟
ボクは君だけを愛しているという奇蹟
わからなかった 知らなかった
君が 君が ボクを愛していただなんて でも
ボクみたいに 君も見つからなかったんだね
そう言う勇気が でも
あの頬の涙は 愛の奇蹟 この瞬間に起きた奇蹟
ボクは君だけを愛しているという奇蹟

女性のほほにかかる涙(Lacrima)に、男は落ちた訳ですネ。

 

そして更に更に大昔(1832年)、ガエターノ・ドニゼッティ(Gaetano Donizetti)作曲、オペラ『愛の妙薬(L’elisir d’amore)』のアリア「人知れぬ涙(Una furtiva lacrima)」の歌詞にもでてきます。

人知れぬ涙(Una furtiva lacrima)

ひそかな涙が
あの女(ひと)の眼に浮かんだ
彼女は賑やかな娘たちを
羨んでいるようだった。
僕はこれ以上何を求めよう。
あの女は僕を愛しているのだ。
彼女の心のときめきを
一時でも感じることができたなら
僕の溜め息と彼女の溜め息が混ぜ合うなら
心のときめきを感じることができたなら
僕の溜め息と彼女の溜め息が混ぜ合うことができるなら
ああ、死んでもいい
それ以上なにをもとめようか!
ああ、死んでもいい

やはり女性の涙に、男は落ちている。

 

男が女性の涙を謳う歌は、実に哀愁がただよい心にしみるような魅力的なものになるんです。

若き女性の皆さ~ん。男を落としたかっら涙ですヨ。