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ヨーロッパでテロが頻発している。難民を受け入れてきたドイツもフランスも頻発するテロが問題となっています。そして28日、ドイツ・メルケル首相が記者会見しました。
- 2015.1.7 パリ・シャルリー・エブド襲撃事件
- 2015.2.14 コペンハーゲン・カフェ銃撃
- 2015.3.18 チュニジア・バルド国立博物館銃乱射
- 2015.6.26 チュニジア・観光ビーチ・テロ
- 2015.11.13 パリ同時多発テロ
- 2016.3.22 ベルギー・ブリュッセル空港地下鉄テロ
- 2016.6.17 米オーランドのナイトクラブ銃撃事件
- 2016.7.1 トルコ・アタチュルク国際空港自爆テロ
- 2016.7.11 バングラデシュ・ダッカ飲食店襲撃
- 2016.7.14 ニース・トラック・テロ
- 2016.7.23 アフガン・自爆テロ
- 2016.7.22 ドイツ・ミュンヘン商業施設で発砲事件
- 2016.7.25 ドイツ南部バイエルン・アンスバッハ自爆テロ
- 2016.7.27 フランス北部キリスト教会襲撃テロ
ヨーロッパで、去年からテロが頻発している。 メルケル首相は「我々の闘いはイスラム教徒やイスラム社会ではなく、テロなのです。これは大変重要なことなのです。戦火を逃れた難民の受け入れは、
ドイツの憲法に規定されている」と、キッパリこれまでの難民受入れについてのドイツの姿勢を崩さないことを主張をしました。(2016.7.28 Berlin 記者会見)
実は、今年2月のメルケル支持率は46%まで落ちていたが、7月59%まで上昇したという。ドイツの見識はメルケル支持率に代表されているようです。
メルケルの主張「Wir schaffen Das」(我々は成し遂げられる)は、一貫したドイツの難民受け入れの主張となっており、既に100万人に達した難民に、寛容な姿勢を崩さないで来ました。
こういった頑固なまでのドイツ気質(良識)に賞賛を送りたい。
人権に対して、戦争に対して、頑固なのは先の敗戦が、教訓をなしているのでしょうか?
右派ポピュリスト政党のAfD (ドイツのための選択肢)が、台頭しようとも、難民受け入れのドイツの考えは変わらないだろう。
時代は、こうした寛容と包摂の時代に移ってきていると思います。