今日もテレビは、緊急事態宣言の話で持ちきりです。殆どコロナのニュースばかりになってしまいました。
このパンデミックは終息するのか?いつ終息するのか?どのように収束するのか?誰も正確なこと言ってくれません。
ある学者がこんな解説をしています。箇条書きにすると…
- まず収束とは人口の一定数が免疫を持った時に迎えるもの
- まだ折り返し地点に至っていない。実際に経験していく中でしか、今回のパンデミックの全容は分からない
- 1年2年という長い時間を要する覚悟を持つことが必要
- 流行が落着き、風邪のように社会に定常化するまで辛抱
コロナと対決するような考え方では、コロナは変異してしまう。その変異種に対決しようとすると、また変異してしまう。
ウイルスが時間をかけて、できるだけ穏やかに変異しながら、重い病気を起こさせないよう弱毒化するのを待つしかない。
人間もウイルスも自然の一員ですからどちらかが一人勝ちすることはない。これでは共生の道を探って行くしかありません。
共生という言葉は美しく聞こえますが、実はコロナ禍で起こっている行動規制、医療危機、経済危機など大変な痛みを伴います。
行動規制による「新しい生活様式」は人間本来の姿はではありません。本来、自由で互いに共感し合うのが普通の社会です。
「分断」「対立」「孤立」の社会は問題となってます。いまほど協調と共生が求められているときはありません。
医療危機は日増しに深刻になって来ています。しかしながらコロナの重症者が減れば医療体制は復活します。冬の感染爆発が危惧されてますが、医療が壊滅的なダメージは負ってはいません。
経済危機は市民の行動規制による需要の大幅減に集中してます。しかし供給部門で傷を負ったところは少なく、金融システも安定しています。当初コロナショックと言われたほどの混乱はなく現在株価も回復し、冷静さを取り戻してきました。
終戦直後のことを知りませんが、今回のコロナ・パンデミックより壊滅的な状況だったのではないかと思います。全てが壊滅して再起できないような状況だったのではないか?
その戦後さえも乗り越えた日本です。コロナが弱毒化するまで持ち堪えられない訳がありません。
最初の緊急事態宣言が発出された昨年の春、母の主治医が往診に来て、珍しく診療ではない話題となり、医師が母にこう尋ねた。
戦争中、この戦争は必ず終わると思ってらっしゃいましたか?
さすが医師である。今回のパンデミックが長期化することを当初より感づいていたのでしょう。パンデミックがいつ収束するか?未だに分かりません。未だに先が見えません。
先が見えない時が一番苦しいのものです。希望が持てない時が、一番苦しいものです。
それが今です。だからパンデミックはいつか終わると断言しましょう。いまはそう確信して希望を持つことが大切なのでしょう。