水芭蕉(ミズバショウ)の花言葉は「美しい思い出」です。 尾瀬に咲く水芭蕉やその情景を思い出します。でも、ここ北海道では湿地なら何処でも観られる水芭蕉です。
新千歳空港に近くの富岡ミズバショウ園(安平町)を尋ねてみました。谷地田のような湿地にミズバショウが群生していました。
ミズバショウの他にアズマイチゲも花期を迎え咲いてました。
北海道では、ミズバショウを「蛇の枕」と呼んでいます。和名にヘビイチゴ、へビノバラ、ヘビノネゴザやマムシグサなどあるから珍しいとは思わないが、何故と思ってしまった。
水芭蕉の苞(ほう)の中は、外気より温度が数度高くなっており、虫をおびき寄せて受粉をしています。 その暖かい苞に、雪解けの沼地から這い出てきた蛇が入り込みます。 そして真ん中の棍棒状の花を枕にして寝ている・・・。 これがミズバショウが蛇の枕といわれる所以だそうです。
なんて真しやかな解説がありました。ともあれ北海道では珍しくもない「蛇の枕」です。
水芭蕉はもう暫く5月上旬まで咲いているようです。 北海道の人には「蛇の枕」。内地の人は「美しい思い出」の水芭蕉です。