ゴールデンエイジ

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年配者を指してシルバーエイジすなわち、『いぶし銀の年代』と呼ぶことも多い。
しかし、この言葉には、なんとなく寂しい響きが有り、季節でいえば、冬のイメージが漂っています。

むしろ、ゴールデンエイジすなわち『黄金の年代』と呼び替え、季節でいえば、“収穫・実りの黄金色の秋”ととらえるべきです。 このように述べられる方もいるようだが、私も賛成です。

愚者にとって老年は冬である。賢者にとって老年は黄金期となるという言葉もあります。
一切は、自分の心をどの方向へ向けていくかに、かかっています。
老いを、単に死に至るまでの衰えの時期とみるのか、それとも、人生の完成へ向けての総仕上げの時ととらえるのか。老いを人生の下り坂とみるのか、上り坂とみるのか 同じ時間を過ごしても、人生の豊かさは、天と地の違いがあるのです。

長寿社会とは、競争より協調が、効率よりゆとりが、物の豊かさよりも心の豊かさが、求められる時代です。 自分が、「してもらう」のではなく、わずかでもいい、自分には「何が出来るのか」を考える時代です。いくつになっても、我が身を律しながら、貢献の道を探っていく。それが「価値創造」の生き方です。

「長寿社会についての考察」(池田大作 著)より

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