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定年となった頃に、「サラリーマン定年後の悲劇」、「サラリーマン定年後の悲劇『終わった人』」、「老年の自立」など書きました。その頃はまだ目新しいテーマで、定年を扱った書籍も少なかった。
ところが最近、以下のように「定年おすすめ記事」が満載です。
いよいよ団塊の世代が定年組となり、定年後の文化が定着してきたのでしょうか?
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共通していることは、殆どが男性が対象です。女性には定年なんて関係ないから、記事にならないのでしょう。
でも実は、夫の定年は女性にとっても重大な問題なんです。そして、もっと重大な問題は、その先の老後の問題なのです。
老人ホームを見学に行って気付くことは、圧倒的に女性の入居者が多いということです。それもその筈、夫婦では女性の方が若く平均年齢も女性の方が長いから当たり前なのです。
子は巣立ち、夫は先立ち、いま青春
なんて元気のいい川柳があるけど、女性が一人で永く生きるのは当たり前です。「嫌老社会だと?」で書いたように、男女関係なく人生を楽しむことが大切です。
生死観は「生」「死」ともに通ずる生命の哲学でなければなりません。人生は、どのステージもかけがえのないものです。
人生総仕上げの老後というステージもかけがえのない人生の一つなのです。(中略)
まるで熟成したワインのように、味わい深くなる老後です。
また、交響曲の第4楽章ような演奏にも似たところがあるのが老後です。
そのうち、女性の立場での老後小説がたくさん出て、流行るのではないかと思います。
それは、人生の在り方そのものをテーマにしたものでしょう。
では、ブラボーわが人生の老後を楽しむことにしましょう。