最近インスタ映えという言葉が流行っています。スマホで撮る写真がとても綺麗になってきたからです。誰でもが、きれいな写真を撮ってみたいと思うようなってきたのも当然です。カメラ性能が飛躍的に良くなったからだと思います。
でもスマホのカメラには限界があります。被写体をくっきり映し出すため前ボケ、後ボケなど出来ません。ましてやブルータイムの夜景やマクロ世界の神秘さ、超望遠で野鳥をクッキリ撮ることなど出来ません。だからでしょうか? 最近、高級カメラ、特に一眼ミラーレスが人気のようです。デジカメも一眼レフの時代が終わって、新たに一眼ミラーレスの時代になりました。
先週、Panasinic LUMIXの一眼ミラーレス使いこなし講座「基礎編」に行ってきました。
習い事は教わるほうが近道ですから…
受講者の方々を見ておや?意外に若い人が目立ちます。それも30~40代の女性が多いのです。先日行ったOlympusの基礎講座StepⅡとは違います。Olympusでは同年代の爺さんが多かったのですが、若い人が多く雰囲気が違います。
旧来のカメラ光学メーカーのファン(爺さん)と、新しい電子メーカーのファン(若い娘)とは違うようです。
一眼ミラーレスになってから、カメラは飛躍的に性能が良くなりました。見た目の通りに撮れます。
光学時代のカメラでは考えられないような写真を、素人でも撮れるようになりました。写真好きにとっていい時代になりました。
先日、カメラ博物館に行ったとき、数名の予約団体のうしろに付いて、博物館スタッフの説明をこっそり聞かせてもらったときのことです。
LEICA展示コーナーの前に立ち止まった。
一行の中に「これ持ってたよ。これも持ってた」と自慢気に話す人がいました。LEICAを持っているだけで自慢になる年代の方々です。その方が言うには「さわってみると、ダイヤルといいレンズといい、シャッター音といい、たまらなく良いんだよ」と…
博物館スタッフの方も「もし触る機会があったら、是非さわって見てください。何とも言えない感触の銘機です」と…
残念ながら博物館に展示されているカメラは触れません。そんな憧れのLEICAの銘機がずらりと展示されていました。すべて個人の寄贈だそうです。
博物館のスタッフの説明では、「このLEICA M3が一世を風靡。日本勢はとてもかなわなかった。そこで、日本勢は一眼レフで勝負した」と説明されていました。その後、日本勢は世界で一眼レフを支えた歴史を作ったということです。
日本の一眼レフカメラは有名で NIKON、CANON、OLYMPUS、MINOLTA、PENTAX など皆、世界的なブランドとして活躍しました。
今日、デジカメとなってカメラは光学から電子化されました。SONY、Panasonic など電子に強いメーカーが、一眼ミラーレスをリードしています。(因みに「デジカメ」は、三洋電機の商標だそうです)
一眼ミラーレスのボディーは電子製品そのものです。機能が多すぎて憶えきれない、慣れないととても使いこなせません。
もっとも、デフォルトのままバカチョンカメラとして誰でも使えますが、せっかくの高性能を使わないのは、実にもったいない。
ということで、また講習会に参加してきました。マニュアルを見て知ってるつもりでしたが大間違いこんな使い方があるのかと新鮮でした。
参加してよかった。
一つ例を挙げましょう。100-300㍉の超望遠レンズを買って野鳥を撮りに行ったのですが、いまいち距離が遠くて思うような写真が撮れませんでした。
300㍉(35㍉換算で600㍉)では足らないのです。もう少し望遠が欲しい。せめて800㍉は欲しいと思って相談したところ、EXテレコンという機能を紹介されました。この機能を使うと画質を殆ど劣化させずに、1.4倍(A3サイズ)、2.0倍(A4サイズ)まで拡大できるのです。(これでテレコンバータ不要になりました)
他にも、ISOオートの上限設定を変更したり、AFフォーカスエリアの拡大/リセットなど、憶えておかないといけない裏ワザがいっぱいあります。更に4K連写/プリ連写、フォーカスセレクト、ブランケット撮影など便利な機能がまだまだ沢山あります。
講習会の講師が説明してました。写真を撮るのは瞬時の判断ですから、できることは一項目に絞って、後はカメラのオート機能にまかせることだそうです。
さてさて、どこまで自分に合ったカメラに仕立てられるかしら?しばらく試し撮りが続きそうです。
なぜかカメラは人の心を魅了します。カメラ自体も素晴らしいし、レンズも講釈言ったらキリがありません。そしてカメラ撮影のテクニックもこれまたキリがないのです。
むかしLEICA M3に憧れ、SUMMILUXレンズに嵌った人がいたように、今もカメラ沼、レンズ沼にはまる人が多いのです。加えて一眼ミラーレスはデジカメの魅力を最大に引き出してくれます。鳥だけでなく風景でもなんでも撮りたくなってきました。
今年の夏は暑かった。連日35℃を超える暑さに熱中症の人が続出しました。モリパパは、この夏、暑さではなくカメラ熱中症になったみたい。