ダーウィンの進化論は、「勝者が生き残る」ことではなく「変化に適応したものが生き残る」ことを説明している。 強い者、力ある者が生き残って進化するのではなく、変化に適応できた者が生き残るのが摂理ですネ。自然環境は勿論、社会環境も同じ理屈で進化しているとモリパパは思っています。
変化と言えば、PCを中心としたITの変化はこの30年もの凄いものがありました。何がどう変化したのか自分の経歴を振り返りながら、一寸考えてみました。
今から35年前、1978年頃まだPCは会社には無かった。給与計算や財務計算を計測室という特殊な人達が大型Computerと悪銭苦闘していた時代である。
やっと会社にPCが登場し、一般社員が扱えるようになったのは、今から30年前(1983年)頃だった。CRT画面は白黒で外部記録はFloppyDiskだった。 1988年(25年前)頃になるとNECのN98シリーズ全盛期になった。FloppDiskも3.5㌅に小型化し、持ち運びできるようになり便利になった。でもまだHDDは10MB程度でかなり高額だった。
1991年(20年前)頃、OA化が進みPCも我が家で買えるようになった。会社では、Macintoshでレポートを書くことがカッコイイ時代だった。
そしてMSDOSからWindowsへ一気に移行しだした。Win95は本当に使いにくく良くフリーズした。
Windows98、2000、XPに至って、漸く使いやすくなりWindowsが普及した、そしてMacintoshの凋落が始まった。
WindowsXPが2001年に発売され、普及するまでが劇的な変化があった。その変化もたった20年間で起きてしまった訳で働き方も能力も激変した時代だった。
2000年までハードを中心に進展した時代のような気がする。以降はソフトというかネットワークを中心に変化する時代に入って来ています。
昨年2011年辺りから、iPod,iPad,SmartPhoneが普及し、Blog、Twitter、FaceBookを誰もが使う時代になりました。
特にPCだけが端末ではなくなりました。 気がつくと、誰もが何かを発言しています。ネット情報が氾濫しているかのように(氾濫してませんが)ありとあらゆる情報が飛び交い、蓄積されるようになってきました。
人は黙っていられない動物なんでしょうか?取り留めもなく誰からでも、節度なくネットに情報が流し込まれてきます。
Internetができて僅か20年です。こんな激変は世の中を一瞬に変える可能性さえあります。
アラブの春もその一つかも知れません。中国だって他人ごとではありません。このネット情報に抗する術はありません。 今や誰もが、もっと質の良い情報を出したいと思っている。これから10年、20年と情報の質が上がって行くでしょう。もっとカッコイイもの、もっと面白いもの、そして人は知らなくてもイイ情報を、もっと手軽に入手していきます。
そのための道具、ツールが益々進化しツールどうしがリンクしていくことでしょう。
その速さもその規模も、コレまでとは比較にならないほど劇的です。そしてこの流れは制御できません。
実は、この流れにそってWordpressでは『パブリッシングの民主化』と言っています。
この傾向はもっと進み続け、やがて変革の時代がやってくるとモリパパは思っています。