真冬になると、野鳥は餌が乏しくなったろうと思って、いつもの散策路に「松ぼっくりケーキ」を枝に吊るしてみました。
「松ぼっくりケーキ」は、小麦粉と砂糖、ラードを5:1:3の割合で溶かし粟、稗を適当に混ぜ、野鳥用ケーキを作ります。
松ぼっくりの傘の中に、野鳥用ケーキを詰め込んで、カラスに食べられないようにこれを針金に吊るします。
「松ぼっくりケーキ」は、まるでクリスマス・ツリーのオーナメントみたいですね。
散策路は自宅から約800m徒歩10分程度ですが、緑地保護地区になっています。
この辺りに「松ぼっくりケーキ」を20個ほど吊下げました。
気温が零下となりケーキはカチカチに固くなってしまいました。
これじゃとても啄めないと心配しましたが、心配無用でした。
ハシブトガラ、ゴジュウカラ、シジュウカラが松ぼっくりケーキに留まって啄んでました。「松ぼっくりケーキ」大成功。
野鳥に餌を与えないで、その生態をそっと観察するのがバードウォッチングの基本ですが、このくらいは許してもらいましょう。
冬の寒い時期だけの野鳥へのプレゼントです。生態系を壊すほどのことも無かろうと密かに思っています。
いつもの散策路に野鳥を呼ぶ「私だけの密かな楽しみ」を作りました。
その後、12月17日雪が降り散策路は雪に埋もれ、行くのが難しくなりました。
これから本格的な冬の季節のなり。気楽に散策もできなくなります。