北海道に来て3ヶ月、秋が過ぎてそろそろ冬の季節になろうとしている。11月下旬、北海道の寒さより日照時間が短くなることに驚いている。朝は6時になっても明けないし、午後3時頃には夕暮れを思わせる気配になります。
理由は東に位置しているだけではなく、緯度が高いためかも?と調べてみると、冬至(12/22)になると下のように違うのです。
日の出 | 日の入り | 日照時間 | 南中高度 | |
札幌 | 7:30 | 16:03 | 9時間00分 | 23.5度 |
東京 | 6:45 | 16:30 | 9時間45分 | 30.9度 |
福岡 | 7:19 | 17:15 | 9時間56分 | 33.0度 |
何と日の出は福岡より11分遅く日の入りは福岡より12分も早い。
そう、緯度が高いと太陽が低く傾いて何となく薄暗くなります。
日の出は遅く、日の入りは早くなり、高緯度の極夜ほどではないが、北海道でも日照時間が短くなったと感じるようになります。
ドイツへ転勤した人が最初に悩むのが、この遅い日の出と早い日没、そう日照時間の短さ(夜の長さ)だといいます。これと似た現象が北海道でもみられるのです。
札幌43.05度、東京35.68度と緯度が7.37度も高い。逆に太陽の南中高度もそれだけ低くなる訳です。これは冬至のお話しで夏至(6/20)では、札幌で70.4度、東京で71.7度ですから大した問題になりません。
寒さより太陽の傾き(暗さ)が気になりだした今日このごろです。