ゲノムの時代、PCR検査

新型コロナウィルスが流行り世界が困惑しています。島国日本も水際作戦で防御しようとしましたが、とうとう市中感染するようになって感染追跡ができない状態となってしまいました。

国会でもPCR検査の検査体制が問われています。いったいPCR検査とはどういったものなのでしょう。

遺伝子検査により2019-nCoVを同定する方法がPCR検査法です。2019-nCoV、即ち新型コロナウィルスのことです。

PCR法は、増やしたい遺伝子のDNA配列にくっつくことができる短いDNA(プライマー)を用意し、酵素の働きと温度を上げ下げすることで、目的の遺伝子を増やす方法です。増えたDNAを染め出す特殊な装置に入れる事で、増えた遺伝子を目で確認する事ができます。検体の中に増やしたい遺伝子があれば増えて目で確認することができ“陽性”と判定されます。しかし、検体の中に遺伝子がなければ増えないので、目で確認することはできず、 “陰性”と判定されます。

病原体検出マニュアル 2019-nCoV Ver.2.6 令和 2 年 2 月 17 日より

遺伝子検査は、試薬QIAamp Viral RNA Mini Kitを用いてRNAを抽出して、シークエンス解析を行います。
2005年次世代シーケンサー(NGS Next Generation Sequencer)が登場してなかったら、PCR検査も容易ではなかったのです。

次世代シークエンス解析が進んだからこそ、新型コロナウィルスの検出が容易になったのでしょう。新たな技術が出現して新たなウィルスが出てくるなんて、不思議なものです。

これを機に遺伝子検査の体制を整えていただきたいと思います。国立感染研究所や各県立感染研究所だけではなく、民間の研究機関も含めた遺伝子検査体制を整えて欲しいと思います。

これからはゲノムの時代ですから。

 

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