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こんな御書がありました。
いかに・いとおし・はなれじと思うめなれども死しぬれば・かいなし・いかに所領を・おししと・おぼすとも死しては他人の物、すでに・栄えて年久し・少しも惜しむ事なかれ、
(四条金吾殿御返事 p.1169 5行目)
苦境に立たされた金吾に、「百千万億倍・御用心あるべし」と注意されているところに、こんな覚悟の指導があった。
妻を亡くし、仕事を無くし、何を惜しむことがあろう。
詮ずるところは天もすて給え諸難にもあえ身命を期とせん、
覚悟の信心がなければ、貫き通せない信心なんだな。