Education

『教育のための社会』目指して-21世紀と教育

「理論と実験証明」の往還作業

そもそも教育は、子どものためのものであり、" 国家の専有物 " であってはならない。教科書検定や学習指導要領を含め、国家が教育内容の細部に至るまで深く関与する制度のもとでは、学校や教員の自律性だけでなく、子どもの個性や創造性を育む土壌も育ちません。今後は、統一的な基準は大枠のものに止め、運用にあたっ ては現場の主体性を尊重する方向で調整していくべきではな いでしょうか。その一方で、「学校の教育力」...
『教育のための社会』目指して-21世紀と教育

「四権分立」の必要性

そこで私は、教育に関する恒常的審議の場として、新たに「教育センター(仮称)」を創設し、教育のグランドデザイン を再構築する役割を担っていくべきと提案したい。設置にあたっては、一つの独立機関として発足させ、政治 的な影響を受けない制度的保障を講ずるべきであると考えます。内閣の交代によって教育方針の継続性が失われたり、政治主導で恣意的な改革が行われることを防ぐ意味からも、独立性の確保は欠かせないのです...
『教育のための社会』目指して-21世紀と教育

「何のため」という根本目的に立ち返りながら

この重大な使命に加えて、「教育センター」を設立することで、日本は「国際貢献の新しい道」を開くことができましょう。世界平和の実現の基盤となるのは、国家の利害を超えた教育次元での交流と協力です。私は、この観点から、教育権の独立を世界的規模で実現するための「教育国連」構想を、20年以上前から訴えてきました。日本が「教育センター」の設立を通し、「教育権の独立」という潮流を世界で高めていく役割を担っていけば...
『教育のための社会』目指して-21世紀と教育

「教育のための社会」へというパラダイムの転換

私は、21世紀の教育を考えるにあたり「社会の ための教育」から「教育のための社会」へというパラダイムの転換が急務ではないかと、訴えておきたいのであります。「教育のための社会」というパラダイムの着想を、私は、コロンビア大学宗教学部長のロバート・サーマン博士から得ております。博士とは、私も何度かお会いし、そのつど深い識見に感銘を受けていますが、博士は、アメリカ SGI(創価学会インタ ナショナル)の機...