政治家という職業

この記事は3年以上前に投稿された古いものです。

「初心忘るべからず」という言葉があるが、政治家にとって難しい言葉のようだ。

政治家は、衆目を集めようとする「虚栄心」に誘惑されて、「演技者になったり、自分の行為の結果に対する責任を安易に考えたり、自分の与える『印象』ばかり気にするといった危険に不断にさらされている。」マックス・ウェーバー「職業としての政治」

政治家はPDCA なんて全く関係ないと思っているのでしょうか?
これまでの結果について問題点をCheckし、問題点への対応策Actionをとるといった、当たり前なことができないのです。
次から次へと目先を変えてしまう。

現に安倍首相は、”アベノミクス”や”三本の矢”についてCheck & Actionせず、第3次安倍改造内閣で”一億総活躍社会”と”新三本の矢”を発表して衆目を集めることを目指しました。

奥深い理由が潜んでいることに気が付きます。政治家の公職としての目的と私的な欲求がズレているのです。
「国民のために」とは言うが、そう言う自分に酔い始めるのです。またその自覚症状がないのです。

自己に油断がある政治家は、初心を忘れることが多い。実は他人の目からはこれがよく見えるものなのです。