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Youtubeに載っているOpera Faust『ファウスト』。収録時間はなんと2時間56分!
グノー作曲のOpera Faust『ファウスト』は、もちろんゲーテのファウストを題材にしたものです。
ゲーテはドイツ人で、『ファウスト』はもちろんドイツ語で書かれているのですが、オペラを作ったグノー(Charles François Gounod)はフランス人。初演もパリで行われました。
このオペラは元々フランス語で上演されています。初演は1859年で、ゲーテ没後27年目に当たる年でした。
解説によると、日本で最初に上演されたオペラが『ファウスト』第1幕だったそうです(1894年)。
Youtubeで2時間56分という超・長時間ものです。1985年にWienで収録され、上演場所はWienの国立歌劇場(Wiener Staatsoper)ですが、オペラはフランス語で上演されています。
この時代19世紀末のロマン派全盛期、ドイツ文学がFranceでもItalyでも読まれ、オペラ化されていたようです。ドイツもオペラは盛んに上演された時代でした。
この『ファウスト』は、最後の第5幕で踊られるバレエ音楽は非常に有名だそうで、単独で演奏会や録音で取り上げられるそうです。
そんなことより休憩を入れて3時間、最後まで聞くことは大変です。興味が有っても最後まで聞くには、忍耐が必要ですね。
忍耐がない人のために、YouTubeを 2:30 の第5幕から見て頂くようにしました。