恐竜が進化したのが鳥です

むかし習った恐竜は、巨大なワニやトカゲのような姿だったのですが、その後研究が進んでジュラシック・パークに出て来る爬虫類のような恐竜ではないことが判ってきました。

今では「オビラプトル類やドロマエオサウルス類ら一部の小型獣脚類が鳥類の祖先である」ことは定説だそうです。

始祖鳥(アーケオプテリクス Archaeopteryx)

鳥の始まりは始祖鳥Archaeopteryxアーケオプテリクスで、恐竜と鳥類の中間です。今から1億4800万年~1億4100万年前(ジュラ紀後期)に生息していました。

われわれが知らぬ間に、古生物学は進歩し、化石でしか分からない恐竜の生態を解き明かしてくれました。

進化の進んだ獣脚類や鳥盤類の恐竜は、恒温性で羽毛を持ち、高い代謝だったことが分かっています。鳥と同じです。

身近な哺乳類とは、骨格も生態も違う鳥のルーツは、恐竜です。
恐竜の時代は2億3千万年~6千550万年前のこと、恐竜は1億6450万年もの長い期間、進化し、繁栄し、絶滅しました。
ホモ(ヒト)が現れて200万年、現代人が20万年からみれば凄い。

恐竜の末裔である鳥をみれば、おもしろい事がわかります。哺乳動物は夜行性だったから色盲が多い。犬も猫も二色型色覚です。そこいくと鳥は、ヒトと同じ三色型色覚です。
だから色彩豊かな羽根は、セックスアピールになり、鳥のオスは色彩豊かな羽根で装うようになったのでしょう。

二足歩行が出来るようになったことが、高度なヒトである証拠のように言われますが、実は恐竜の殆どが二足歩行だったのです。

Tyrannosaurusは二足歩行だった。

ティラノサウルスなどは二足歩行で、走れば時速20キロ以上で走ったようです。(一流のマラソンランナーの速さ)

体がT字型にバランスを取っていて、これは、まるで鳥のような構造です。

恐竜は硬い殻の卵を生みました。鳥はこの恐竜の特徴を受け継ぎ硬い殻の卵を生みます。(哺乳類のカモノハシの卵は例外です)
恐竜は卵を孵化し子育てもしたようです。鳥とよく似ています。

恐竜と鳥がこれだけ似てると恐竜もウンチとオシッコは同じところから排出したんでしょうか。

鳥は殆どが尿酸として排出し、白いドロドロの液体を排出します。路面にベタッとついた鳥の糞は尿酸です。
燐鉱石は鳥の糞が堆積し化石になったものだと教わりましたが、ひょっとしたら恐竜の糞だったかもしれませんね。

鶏をまるごと料理したり、ケンタッキーのフライドチキンを食べると、鳥の骨格は哺乳類とまったく違うことが分かります。

鳥が空を飛べる秘密は翼だけではありません。
ヒトの骨の重さは体重の約20%ですが、鳥の骨は5%しかなく非常に軽くできています。
パイプ状に中空になった骨で軽く出来ているそうです。

鳥の骨の中で叉骨(図中3)は、始祖鳥が、恐竜か鳥かの議論になりました。鎖骨が癒合した叉骨が鳥にはあるが、恐竜に鎖骨は知られていなかったからです。

さて恐竜が体の保温のためにダウンを着たまでは、われわれ哺乳動物に毛髪が生えたのと同じです。

一枚一枚は左右非対称となっている風切羽

しかし恐竜は1億6千万年もの長い間に進化を重ねて、ついに風切羽を獲得しました。これは大変なことで自由に空を飛べる鳥となったのです。

猿のなかで最も進化したのがヒトと考えると、恐竜のなかで最も進化したのは鳥といえるでしょう。

ちょっと心配なのは、鳥はいまなお多くの種類がいるのに、人間は一属一種のホモ・サピエンスだけで多様性に欠けています。
ホモ・サピエンスが生まれて、まだ20万年しか経っていません。これから先、何百万年も何千万年もヒトは生き延びることが出来るのでしょうか?

 

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