モニ1000ことモニタリングサイト1000の東京研修に参加してきました。主催は日本野鳥の会とバードリサーチです。初日はモニ1000の事業概要、成果報告、鳥類植生調査の概要、事例研究など座学で学び、翌日は自然教育園(目黒)での野外研修です。これにも参加してきました。
環境省の重要生態監視地域モニタリング推進事業に、市民調査員が参加して、全国1000ヶ所で100年モニタリングするそうです。
モニ1000の約半分のサイトが陸生鳥類調査で、この鳥類調査は市民調査員が行っているのだそうです日本野鳥の会とバードリサーチが事務局を務めています。 そのモニタリングサイト1000 森林草原鳥類調査研修会/交流会に参加してきたというわけです。
興味本位で参加した初心者にとって正直難しかった。
特に、二日目の自然教育園での鳥類調査など実際にやったことはなく、まず鳥の声が聞き取れないのです。
野鳥の姿が見えなくても、鳥の囀りだけで、何の鳥が何羽いるのか、調査してしまうのです。
Bird WatchingじゃはなくBird Listeningです。野鳥の鳴き声をちゃんと覚えていない初心者には難しくて不勉強を反省しました。
特に野外での鳥の鳴き声は、色んな鳥の鳴き声が、ごちゃごちゃに混ざって聞こえて、よく判らなくなってしまいます。
試しに、一般的なシジュウカラとメジロの鳴き声を、二つ以上、同時に聞いてみて下さい。何だか判らなくなってしまいますよ。
メジロ | 囀り | |
地鳴き | ||
シジュウカラ | 囀り | |
地鳴き |
出典;バードリサーチ > 資料集 > 鳴き声図鑑 より
秋から冬は、鳥を見るのにちょうど良い季節だそうですから、自分の運動不足の解消ためにも、初心者向けバードウォッチングから始めることにしましょうか?
先ずは、鳥の鳴き声マイスターへの道から入門し、何回も聞いてちょっと頑張ってみましょう。
生意気なことを言うようですが、鳥の鳴き声に集中すると、囀りや地鳴きで、何の鳥か聞き分けられるような気持ちになるから不思議です。
目で見る自然より、耳で聞く自然は集中力が要ります。自然を味わうもう一つの方法を見つけ出したような気になりました。