この記事は3年以上前に投稿された古いものです。
遺伝子検査には「Mycode」とか、「DHC」とか、「GeneLife」とか、「HealthData Lab」とか、今では色んなところで検査機関が出来ています。ネットで申し込んで、郵送で送られてきた容器に、唾液を入れて送り返すだけです。
検査項目もいっぱいあって、どんな結果が出てくるのか?わからないし、果たして信用できるかも心配なのです。
ブログ「遺伝子検査を比較!GeneLifeやMYCODEなどで結果に違いあり」では、各検査機関の比較しています。
これを見ると検査機関で結果が違ってきています。ある意味で当然なことです。Crisper/Cas9の「どのVer.を使ったか」で、違った結果が出てきて当り前です。
出てきた結果が判然としない事にガッカリするかもしれません。現在では発展途上で、このレベルだと思ったほうが良いかもしれません。でも凄い勢いでDataが蓄積され、Crisper/Cas9のVer.も進歩していますから、癌の検査も確実性が上がると思います。
もう一つ大事な事があります。「遺伝子で全て決定づけられてない」ことが判ってます。
例えば生活習慣で体質改善されますし、それ以外にエピジェネティクス(epigenetics)といって、遺伝子発現が制御されることもよく知られています。また生活習慣の後天的な要因で、遺伝子の発現が制御されることもあります。このように癌の遺伝子があっても、発現(発症)しないメカニズムもあるのです。
ヒトゲノム解読の壮大なプロジェクトは、癌の撲滅が目的だったのです。現段階では、まだ癌の予防に遺伝子検査が充分信頼できるレベルにないようです。医療として利用されるまでもう少し時間がかかるかもしれません。