「北海道が独立したら」なんて変な投稿を見つけました。’95.2.28 共同通信の伴武澄が酔っ払って書いたものですがこれが面白い。
国名は「北海道連邦」、国家はトワエ・モアの「虹と雪のバラード」で、通貨はピリカ(=$500)。これみんな嘘八百ですが、面白い。
というのも、北海道の広さは、九州(8県)+中国地方(5県)+四国3県分に匹敵するくらい大きい。九州(36,782k㎡)の2倍強で、国際的に比較すれば、オースリア一国とほぼ同じくらいなのです。
人口はデンマークと同じ位だから、独立国となっても可笑しくないからです。
問題は経済規模です。都道府県別にみたGDPでは、全国8位の18兆円です。でもオーストリアの42兆円(3,864億$)、デンマークの33兆円(3,061億$)には遠く及ばないレベルです。
でも、自然がいっぱいある雄大な北海道ですから、インバウンド(来訪外国人)による経済効果で、頑張ることもできますよね?
最近、ニセコはお客さんも従業員も外国人ばかりだそうで、町中に英語の看板があふれ、まるで日本ではないようだ、という意見もあるそうです。
いまニセコは、まさに「外国人の、外国人による、外国人のためのリゾート」と化しているそうです。
スイスの美しい自然景観と同じように、美しい自然は人が作るものなのかも知れません。環境破壊が進まないように、ゴミで汚されないように、人工的なものにならないように、賢明に工夫すれば、ここち良い自然を楽しめるのではないかと思います。
世界に誇る優れた景観を、北海道に作り上げてはどうだろう?[metaslider id=28490]
最期に、雄大な北海道を説明するのは、何と言っても人口密度でしょう。過疎ではなく「ゆったり北海道」ならではの魅力です。
北海道の人口密度は66人/k㎡です。
東京は超過密5,996人/k㎡です。人間らしい暮らしができる訳ありませんよね。
地方の過疎化とか、限界集落などと言われて、地方の高齢化や人口減少が問題になっていますが、北海道はこれを逆手にとって、人口密度が少ない「ゆったり北海道」を「ウリ」にすべきだと思うのです。如何でしょう?
ブラッキストン線(Blakiston Line)を超えたら、日本内地と違った北海道固有の自然が広がっているのです。亜寒帯の気候はヨーロッパの冷涼な地域に似てるから「ウリ」になります。
それでは、1973年(s48)流行った「北海道連邦」の国歌「虹と雪のバラード」を、お聞きいただいてお別れとしましょう。