モリパパのワイン歴

池田町の十勝ワイン

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S45年9月開店だそうです。
今も営業されています。
”レストラン十勝”

昔、池田町の町営レストランの「レストラン十勝」が東京駅八重洲口の方にあり、よく飲みに行きました。
その頃は、そこで聞いたビンテージまで覚えたんですから、モリパパも凝り性ですね。 そうですねー、1975年頃のことです。
当時、ワインをよく揃えていたのは新宿・伊勢丹の地下しかない頃で、 海外のワインはとても高くて飲めなかったんです。 池田町ワインが安いということじゃなかったと思いますが、サラリーマンでも 白ワインの美味しさを十分に楽しめました。 当時、日本で旨いワインは池田町ワインしか無かったんじゃな~。

結婚する前のこと、嫁さんになる人に、転勤先の大牟田では買えないからと言って 「池田町の十勝ワインの1976年(ビンテージ)ものと、 赤ピーマンを買ってきてくれ」と頼んだことあったな~。
随分探しまわったそうで、結局「ワインは伊勢丹地下で買えたけど、赤ピーマンはどこ探しても無かった」そうです そんな40年も前の古い時代のことですね~


1950年ころの円レートは、360円/$でした。それが最近では、80円/$ですよ~。 昔、3,600円したワインが、今では800円で買える勘定です。 逆な言い方をすれば、日本人の年収がこの60年で4.5倍に跳ね上がったことにもなりますがね。 フランスのワインが手に届くようになったのは、240円/$の頃(1985年)だったと思います。 ちょうどその頃から、酒屋にもワインを置くようになったし、ワインコーナーのある量販店も出てきました。 ワイン好きには円高大歓迎です。


最近のドイツワイン

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Dresdenにて

これは最近のことですが、2009年夏、息子が住んでいるドイツに3週間ほど旅行したことがありました。
それまでドイツワインは、甘口のリースリング というのが頭の中にこびり付いていて、 ドイツでは、フランケンヴァインくらいしか飲めるワインは無いと思ってました。
ところがところが、ヴィラザクセン(Bingen市)へ行ったとき、 学会員のお宅でいただいたワインは、地元の赤ワインとのこと。ドイツに赤ワインが?! それだけで驚きだったのに、 この赤ワイン本当に美味しかったんです。
ナーエ地方にも赤ワインが採れるなんて知らなかった。 それから、ザクセンへ旅行したとき飲んだワインは、皆辛口で美味しいワインでした。
もちろん甘いリースリングを避けて飲んでたのですが、最近の傾向なんでしょうか? ドイツでもトロッケン(Trocken=Dry)なワインが多くなったんじゃないですかね。
ひょっとしたら地球温暖化で、ドイツも温かくなって赤ワインが出来るようになり、 加糖しなくても白ワインができるようになったですかねー?
とにかく最近のドイツワインは、トロッケンが多くなり、 美味しくなりました。 将来また、カール大帝の頃のようなワイン大国になり、 ビールよりワインの消費量の方が多くなるかもしれませんね。
モリパパは、このドイツ旅行で、ブルグンダー白を シッカリ飲んできました。 ビールよりワインの方が多かったような気がします。(?ぅむ~)

ワインは熟成する

若いワインが年を経て、大人っぽくなること。
赤ワインは、色が薄くなり、渋みが少なくなり、コーヒー、紅茶、チョコレートのようなアロマが出てくる。
白ワインは、蜂蜜、バターの風味が出てきて、濃厚な味に変化する。 ワイン・コレクターは、全財産と時間をそそぎこんでしまう「禁断の味」だそうであります。
ワインは熟成し、素晴らしいワインになります。“人生もこうありたい”  ものです。