白鳥の渡りが始まった

ガンの次は白鳥です。次々に白鳥の渡りが始まりました。

白いもの(雪)が降る前に、白鳥が飛来します。白鳥が今年もきたかと嬉しくなった。半年ぶりに見る白鳥は新鮮に目に映ります。

白鳥もガンと同じで、北海道を渡りで通過して行きます。ニュースを聞いて、さっそく夜明け前の旧長都沼へ出かけてみました。

先週(10/9)ガンは来ていたが、ハクチョウは見かけなかった。
白鳥は雁を追いかけるように来ていました。しばらく湖面を見ていると、白鳥がグループで飛び立ち始めました。

コハクチョウでしょう。騒がしく飛び立ち、一緒にヒシクイ(雁)も飛び立って行きました。

毎年繰り広げられる秋の風景です。しばらく旧長都沼で白鳥が飛び立つスペクタクルを楽しみました。これから11月の半ばまで、次々と渡りが始まり日中でも雁や白鳥で湖面は一杯になります。

そして、12月に入る頃には、湖面には雁も白鳥もすっかり居なくなります。そして静かな冬景色となります。

ここ北海道では10月~11月渡りが始まります。秋の渡りの頃は、まだ雪はありません。秋の風景の中を渡って行きます。

 

今年もマガンの渡りが始まった

今年(2024年)、私がここ北海道恵庭でマガンの渡りを確認したのは9月27日でした。宮城県伊豆沼でマガン初観察は9月20日だったそうです。そろそろマガンの渡りの季節を迎えます

北海道の宮島沼の野鳥センターに電話して聞いてみると「10月に入ってマガンの飛来が多くなった」とのことでした。マガンの避暑地はシベリア東部ノボシビルスク州あたりだそうで約4000 kmの旅をして、宮城県の伊豆沼、蕪栗沼、内沼で越冬します。
渡りの飛翔は高度50~200mで時速60Km/h弱というからマガンにとっては大変な距離を移動することになります命懸けの旅です。

北海道は通過するだけです。恵庭近くの旧長都沼も舞鶴貯水池も通過地点なのです。北海道で越冬するマガンは殆どいません。

10月9日早朝、夜明け前に旧長都沼に行ってみました。日中は見かけなかったマガンが一斉に飛び立ったところでした。

あっという間のスペクタクルで、マガンの群れが飛び立ったあとは、静かにカモが泳いでいるだけでした。

10月9日旧長都沼にて

飛びったってしまえばマガンの鳴き声は無くなり、静かに日中はカモだけになります。こうしてマガンの渡りが始まります。

渡りが始まる頃、日中湖沼でマガンの姿を見ることはありませんが、11月も中旬ともなると沼地はマガンで埋め尽くされます。

2022年11月16日 舞鶴貯水池にて

北海道でのマガンの秋の渡りは風物詩になっています。それは、仙台の伊豆沼辺りに移動するまでの一時時期のことです。真冬にはマガンは居なくなります。

北海道の季節の変化は早くて速い。マガンの雁行を見たら、次は白鳥が飛来します。そして白い世界になります。

秋も深まってくれば、野鳥を見るのに楽しみな時期を迎えます。

 

初めての知床


斜里に泊まって、快晴の朝を迎えた。

知床半島山脈の北半分が斜里町だというから、ここ斜里は知床なのだ。

車でウトロ港へ向かった。

ウトロ港から知床半島の中間、ルシャ湾まで往復する小型の観光船に乗った。

2年半前、知床で観光船の沈没事故が有った。26名もの人が亡くなった。

そんなことを少し気にしながら乗船したが観光船は満席だった。海のウネリも小さく、海から見た知床の景色は素晴らしかった。

ルシャ湾では岸辺に熊がよくあらわれるそうだが、残念ながらこの日は熊を見ることはなかった。

海から見た知床の景色を堪能して、約2時間の航路でを楽しむことができた。知床の自然は世界遺産だから奥が深いことだろう。

「天に続く道」がある。斜里の道は殆どがまっすぐに延びていて、どれも天に続いてるようだ。

道路を設計した人は誰でしょう?直線の定規しか持っていなかったのか?大地をぶった切るように道路を作っている。

 

 

そして、道内でもちょっと景観が違う斜里の風景を楽しみながら、女満別空港を目指しました。

もう一度知床に来てみたい。次回は春の知床を見てみたい。お花畑や原生花園を訪ねてみたい。知床岳や硫黄岳など見てみたい。

シレトコスミレ

一度は見てみたい、あこがれのシレトコスミレに出会えるかも知れない。

 

 

 

女満別空港から新千歳空港へと帰る機内から、きれいな夕焼けが見ることができた。

こんな自然がある北海道は

世界があこがれる北海道だ

 

網走・モヨロ貝塚ところ遺跡

考古学が好きでもないし、興味もなかったが
司馬遼太郎の「オホーツク街道」を読んで、すこし興味を持ち、モヨロ貝塚をたずねた。

 

 

正確に言うとモヨロ貝塚館とその近傍です。新しい貝塚館を見て、実は驚いてしまった。

考古学って古臭く、学問臭いと思っていた。でも、ここでは観光の一つになっている。館内は清潔できれいだ。そしてエレベータまでも完備されていた。

このモヨロ館を、モヨロ貝塚の発見者である米村喜男衛きおえ 当人が見たとしたら、さぞやビックリするだろう。

彼はもとは散髪屋である。いまや日本のシュリーマンとまでもてはやされては、さすがに気恥ずかしく思うことだろう。

実は、モヨロ・ビーナスがどこにあるのか館内を探して回った。
オホーツク文化を象徴する遺物として知られている牙製の婦人像である。高さわずか数センチの小さなものだ。

モヨロ・ビーナス

 

頭部が有れば、もっと値打ちがあって、面白い発想ができたと思うが、残念だ。

オホーツク人は北方から来た人種で、アイヌとは全く違うらしい。

背丈は高く、すね毛が無い人種だそうだ。色白だったのじゃないかと勝手に思う

埋葬方法も面白くて、頭にかめかぶせて埋葬されていた。

今から1,300年前で、文字を持たなかったから詳しく分からない。だが、かめは胃袋の道具だそうだが、この埋葬方法をみるとそれ以上に意味があったと思う。

1,300年前といえば本土では、飛鳥、奈良時代に当たる。本土では稲作が定着したが、寒冷な北海道では稲作ができなかった。

オホーツク人になってみる

トドなど怪獣をっていたのだろう。

肉食で生肉なまにくも食べていたのだろう、衣服として毛皮は暖かく、半地下の住居も暖かかった。

雪上をそりで移動すれば行動半径は広い。冬になれば川や沼は凍り、移動は容易たやすくなる。シベリアから樺太を経由して北海道に渡ったはずだ。流氷だってシベリアから来ているほどだから。

モヨロ遺跡の他に、ところ遺跡にも行ってみた。

ここでは縄文じょうもんぞく縄文、擦文さつもん、そしてモヨロと同じオホーツク文化の遺跡が一同に集まっている。

竪穴住居跡があちこちにあって、竪穴住居の復元まであった。

北海道・北東北の縄文文化がユネスコ世界遺産として登録されて以来、この時代に関心が寄せられてきた。

北海道では、縄文時代は長く、寒冷地で稲作ができなかったこともあり弥生時代がなかった。特にオホーツク文化は本土の飛鳥・奈良時代まで続いた。

どんな暮らしがあったのだろうか?少し興味が湧いてきた。

そこに人々がいたことは確かでどんな暮らしがあったのか?
今と同じように喜怒哀楽きどあいらくがあったことでしょう。

一寸ちょっと、ミステリーに想いをはせてみることがでる。そう素人なりに勝手に想像するのは自由だから、そんな観光も悪くない。

 

遠軽コスモスと網走サンゴ草

はじめて網走へ行った。JRの時刻表を調べてみたら実に遠い。高速バスでも更に時間がかかる。思い切ってAir便を選んだ。

Air便は道内でもジェット機が飛ぶ。
新千歳空港から女満別空港までジェットで1時間弱である。北海道の広さを改めて感じる。Air便のほうがからだは楽である。

女満別空港から遠軽のコスモスを見に行った。9月上旬今が盛りのコスモスが見られるはずだ。

サロマ湖の南の山間やまあいを走り初めて遠軽に入った。空港から70Km以上もあり意外に遠かった。その間、信号は数えるほどしか無かった。北海道でも道東の広さを実感した。

遠軽のがんぼう岩

遠軽に入って最初に目についたのが、「がんぼう岩」という奇岩である。市内どこからでも望めるランドマークだ。

その奥に太陽の丘えんがる公園があった。春は芝ざくら、秋はコスモス。

コスモス園には何と1千万本のコスモスがあると謳う。百万本より規模は大きいという意味だろうか?丘陵一面にコスモスが咲く

一つ一つのコスモスを見て回った。

芳香はないけど満開で見事なコスモスにカメラを向けたくなる。

夏の美瑛・富良野のお花畑に競うように遠軽は時期をずらし、晩夏~初秋を狙ったのだろう。観光客の人出でにぎわっていた。

北海道は歴史的建造物が少ない。お花畑や自然景観が観光の目玉になっている。それでオーバーツーリズムになるほど人気がある。自然豊かな北海道はならではの観光である。

サンゴ草の群生地の卯原内うばらないに行く道すがら、サロマ湖の湖畔や能取湖の湖畔で小さなサンゴ草の群生を見ることができました。

でも、能取湖 卯原内うばらないのサンゴ草群生地は日本一というだけあって、その群生は別格でした。

人手を加えてるようだが、これを維持するのは容易なことではない。

サンゴ草は、厚岸で発見されたので「アッケイシソウ」と命名されたが、珊瑚のようなので「サンゴ草」と親しまれています。

九州佐賀県の東よか公園にも、サンゴ草によく似た「シチメンソウ」の群落があります。アッケシソウとシチメンソウは、同じヒユ科に分類される植物ですが属レベルの分類が異なる異種です。
いづれも塩生植物で絶滅危惧種に指定された貴重なものです。

サンゴ草を背景に鳥の写真を撮りたかったのですが残念でした。そうした鳥(シギ,チドリ)が一向に来ませんでした。かろうじて、カモメがやって来てくれた。やっと撮った写真がこれです。

待ちに待って撮ったが、もう夕暮れ近くなって暗く、ISO1600で遠距離で解像度も悪く、カッカリ写真でした。

というわけで、思い描いた絵になる写真は撮れませんでしたが、これで満足して「コスモスとサンゴ草の旅」を終えました。