コロナの感染が拡大しています。
東京では感染者が新たに1337人も確認されたそうです。全国で4520人の感染が発表され過去最多を記録しました。
そして、数年に一度の強い寒波が来ています。年越し寒波で大荒れの年末年始になると予測されています。
コロナも寒さも厳しいなかで新年を迎えました。
今年は「コロナ禍を奇貨として社会のあり方をさぐる年」になりそうです。
2020年はコロナの一年でした。まだコロナ禍が終わった訳ではありませんが、世界を巻き込んだパンデミックはきっと人類に反省を促し、新しい時代の幕開けを要求することでしょう。

アメリカにトランプ政権が生まれ、社会の分断を招きました。そしてそのアメリカがいまコロナ禍に苦しんでいます。
コロナ感染者数は1800万人を超え、死者は32万6千人と世界1位です。
百万人当たり感染者55,602人、死者984人です。日本では感染者1,572人、死者23人(12/22時点)ですから、どれだけ凄まじいかが分かります。
また、イギリスはブレグジットでEUから離脱しました。分断です。
そして、そのイギリスがいまコロナ変異種の猛威にさらされています。
EUから分断したことが仇になったかのように、EUとの往来停止、物流のストップで、UKはいま孤立しています。
「分断」をコロナが攻めているように思えなりません。もちろんコロナが意思を持っているわけじゃありません。
良識あるものが正しく評価されることを、時代が要求してるように思えてならないのです。

もう他人事ではありません。コロナ自粛で、この年末年始は「これまでにないお正月」になるでしょう。
全ての人が旅行や飲み会も控えるため、観光業や外食産業はリストラし、倒産も余儀なくされます。そしてコロナ禍は長期に及び残念ながら元通り再起はできなくなるでしょう。今年で時代が変わります。
冬至の夕日を見ながら、独り言ちています。
Bird Wacherにとって冬はカモの季節です。カモ(オス)が綺麗になると、カモを見に東京近郊の湖沼に足を運びたくなります。
東京港野鳥公園だけでなく、新宿御苑、浜離宮、浮間公園、皇居や行徳の野鳥公園(宮内庁新居浜鴨場)にも出かけてみました。
東京近郊で観察されるカモは多い。近くの目黒川でもカモの観察ができます。カモの観察は初心者にも楽しいし、結構奥が深い。

バード リサーチで「モニ1000 ガンカモ類調査 講習会」がOnlineであり、翌日の谷津干潟で実習があり、参加してきました。
モニ1000では、長年のモニタリングで、近年カモに変化が現れてると言っています。原因は気温上昇で、ガンカモ類が増えて来ているそうです。ガンカモの個体数増は、特に北米やヨーロッパで著しくここ数年で倍にも増えたガンがいるそうです。
カモは春になるとシベリアへ帰っていきます。シベリアで繁殖しそしてまた冬になると、子ガモとともに日本にやってきます。
グローバルな気温上昇でカモが増えるのは、次のような理由があるそうです。(カモの生態は地球規模の気温上昇を反映します)
気温上昇の原因は、大気中のCO2濃度上昇が要因と言われています。大気中のCO2は海水に溶け込み、海水のCO2濃度を上げ、海洋酸性化が進むそうです。
大気中CO2は海水が緩衝作用をなしてるので急激に増えない。逆に大気中CO2は簡単に減らすこともできません。
現在では海洋酸性化は、温暖化と同時進行していることが分かっています。
いま脱炭素の一つとして、ガソリン車からハイブリッド、電気自動車へ転換する政策が叫ばれています。自動車産業が新規市場開拓として利用している処もありすが、自然環境を守る上で大切な政策であることに間違いありません。
茹でガエルの諺がある。「カエルは、いきなり熱湯に入れると驚いて逃げ出すが、常温の水に入れて徐々に水温を上げていくと逃げ出すタイミングを失い、最後には死んでしまう…」
ぼくらは中長期的な変化に疎く、ほとんど見通せないものです。
バブルもリーマンショックも予測できなかったし、自然災害やコロナなどパンデミックも想像さえしなかった。いくら警鐘が鳴らされても、都合の悪いことは見て見ぬ振りをしてしまうのです。
まだ子供の頃、霜焼けの手をこすりながら、霜柱を踏みしめて、氷が張ったバケツをひっくり返したりして遊んだ経験は今はもうできない。いつの間にか木枯らしに身をかがめることも無くなってしまった。これがつい昔だったと、思い出して欲しいのです。
僕らは「茹でガエル」になるのだろうか?パリ協定を離脱すると豪語した大統領もついに去る時が来たようです。
「パリ協定」が採択されてから5年、国連のグテーレス事務総長は「気候の非常事態」を出して警告しました。(パリ協定採択から5年NHKニュース)
新型コロナウィルスも気象温暖化もグローバルな問題です。自国が良ければい良いといった考え方は通用しません。今では、国家という枠組みまでもが邪魔になって来たように思えます。
21世紀も20年過ぎました。新しい世紀はどういった世紀か?少し見え始めてきたように思えます。
カモのように自由に移動することは人間にはできません。
カモのモニタリング調査の結果を聞いて、地球温暖化について改めて考えさせられました。
もう人まかせにできない状態に来ているようです。脱炭素への取り組みは、コロナ対策のように一人ひとりが取り組まなくてはならない課題なのです。
目黒川は随分きれいになりました。昔は悪臭が鼻を突きユスリカが川辺に舞い、街路灯に集まり困っていました。汚い川でした。
今では冬になるとカモがいっぱいやってきます。
餌付けしないでも、いろんなカモが来るようになりました。マガモカルガモ、コガモ、オナガガモ、オオバンなどが見られます。
国道246の大橋JCTから下流に向かって日の当たる処には、どこでもカモを見ることができます。
春は桜見で有名になった目黒川ですが、その桜並木に沿って冬はカモを沢山見ることができます。
特に、中目黒駅の更に下流にある目黒川船入場にはカモがたくさん集まっています。 目黒川で撮ったカモの写真を紹介します。

これは青首と言われるマガモ♂です。
よく特徴が出た写真です。
光沢ある緑の頭、黄色いくちばし、橙色の足、首に白いリング、青い翼鏡、尾がカールしています。

こちらはカルガモです。
カルガモの特徴はくちばしの先が黄色でよくわかります。
ただ雌雄の判別は難しいですね。

こちらは、オナガガモ♂です。
チョコレート色の頭に、首の白色が食い込んでいます。くちばしは側面が青灰色
水中のプランクトンや水藻を食べます。

これはコガモ♂で、小さなカモです。
目の周りから後頭部にかけて緑色に輝いています。くちばしは真っ黒なので見分けやすいですね。

正確に言うとオオバンはカモではなく、クイナの仲間です。
カモと同じ様に藻や草を食べています。
目黒川船入場では、珍しくゴイサギまで来るようになりました。

川面からも魚影が見えるほど魚が増え、これをサギが狙いにきています。
見事に大きな魚をくわえていました。
ゴイサギの幼鳥であるホシゴイも来ていました。ホシゴイ採餌の写真です。
目黒川がきれいになって、川魚が多くなり、来年もゴイサギが沢山くることでしょう。ゴイサギまでもが来る川になりました。
こんな都会のド真ん中にも、自然を呼び戻す事ができるのです。目黒川の浄化に努力してきた公明党の方々に敬意と感謝を!
皇居のお堀もカモたちが集まっていることは聞いていました。半蔵門から桜田門にかけて、遊歩道からカモの観察ができます。

半蔵門線の半蔵門から、有楽町線の桜田門へ向かって、遊歩道を下ります。半蔵門あたりは、お堀が深くカモがよく見えませんが桜田門近くでは、水面が近くなりカモがよく見えます。
皇居のカモは、多くはヨシガモとオカヨシガモです。その他オナガガモ、ハシビロガモ、オオバン、カイツブリなどがいました。

三列風切のカールが可愛いですね。頭部はナポレオン・ハットで、喉に白く黒い首輪になってます。





こんなにもヨシガモとオカヨシガモが来てるとは知りませんでした。都内でも珍しいと思います。
ヨシガモの名前の由来は葦の所にいるカモだそうですが、他説ではオスの姿が美しく、容姿の良いカモという説があります。
しかし、高貴な皇居のところに居るから、ヨシガモだという説を唱えたらいけませんかね? 葦鴨ではなく嘉鴨とか佳鴨とか良鴨とか、如何でしょうか?
それでは皇居のお堀のカモたちのご案内をおわります。
(皇居のお堀にはオオハクチョウ(コブハクチョウでした)が居着いています。オマケ話)