夏の北海道は観光客がどっと押しかける。だから有名な観光スポットではオーバーツーリズムになってる処もあるようです。
さて今回は美瑛の「青い池」と富良野の「ファーム富田」の観光スポットを中心に紹介します。
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美瑛町「青い池」
美瑛町の「青い池」なんて昔は聞いたことがなかった。でも今は観光スポットとなった。平日でも近くの道路は渋滞するほどです。
「青い池」は、Apple社の壁紙に採用されて一躍有名になった。
十勝岳の噴火で1988年防災ブロック設置したら「青い池」が出来てしまったそうです。だから謂わば人工池です。今では有名な観光スポットです。
55年前、大学の研究室の土壌調査で、美瑛町に調査に入ったことがあります。もちろん「青い池」はまだ無かった頃の話です。
そのとき見た真っ青な美瑛川をもう一度見たく、橋の上から眺めたが見られませんでした。川のpHは低く魚も虫も住めない死の川でした。でも清冽な青い川は目に焼き付いています。その清冽な美瑛川はもうありません。
観光スポットとなった「青い池」も何時まで、この姿を留めてるでしょうか?
美瑛の緩やかな丘は十勝岳山系の噴石や火山灰によって出来あがりました。ガラス質の白い土壌層を見たとき、施肥の処方をどう書けばいいか悩んでしまった。作物ができるような土壌改良は到底できそうもない土地なのです。
そんな大地を開墾して出来上がったのが美瑛です。今では畑が延々と続き、その景観は観光にもなっています。
Expanding Hrizons 素晴らしい!
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富良野「ファーム富田」
中富良野に「ファーム富田」という観光農園があって、人気のスポットとなっている。
55年前(1969年)、学生時代に土壌調査で富良野に来た頃は、ラベンダー栽培がピークを迎え、富良野は一大生産地で有名だった。しかし、合成香料の急激な技術進歩と貿易の自由化でラベンダーオイルの価格が下がり、その後苦境に立たったそうです。
こんな観光スポットになるとは、誰が想像したでしょう?苦節の時代を乗り越えて、今では世界に誇る観光地を築くことができました。素晴らしい!
決して地味が肥えた農耕地でなかったからこそ、苦境を乗り越えて咲いた「ファーム富田」にエールを送りたい。
ラベンダーだけでなく、季節のお花を楽しませてくれます。
すばらしい観光地。スケールの大きさに観光客を引き付けてやみません。他にもお花畑が沢山あります。
夏の富良野・美瑛は北海道のフラワーランドです。
一度は北海道に来て見て下さい。そして楽しんで下さい。
Flower Land Hokkaido 素晴らしい!