勿怪の幸いという言葉がありますが、後になって気付く凡夫の知恵も勿怪の幸いのようなところがあります。さぁ、今年も新たな気分でお正月を迎えました。
いまから18年前、2001年に池田先生は第2の「七つの鐘」の展望すなわち「世界広布新時代」の構想を語って下さいました。
「はるかな未来のためにも、最初の7年間が大事である。なかんずく2001年が、一切の勝負を決する年となろう」と‥
また、「平和の鐘の音は、一人ひとりが使命を強く自覚してこそ響いていく。一心不乱に、真剣な精神闘争を貫いてこそ、正義の勝利の鐘は鳴り響く」と指導されました。
いま振り返って、なるほど2001年は学会にとって、ターニングポイントだったと、後になって思うのであります。
今は昔となった2001年、自分にとって、どんな年だったのかと、ふと振り返ってみると、ここ目黒に居を構えた年でした。
当時は無我夢中でしたから、どんな意義があるのか?考えたこともありませんでした。でも創価学会に離れず付いてきて、今さらになって良かったと、後になって思うのであります。
さて、今年も新年を迎えるにあたって、自らの広宣流布の使命を想い返すのであります。
それは、生命の尊厳の哲学を時代精神に、世界精神にする精神闘争即ち、広宣流布にわずかでも携わりたいと思って来たことです。
世界広布も足下から始まります。新年に当り新たな気持ちで、終盤の人生を勝ち飾ってゆきたい思っています。
牧口富太郎が晩年「東大泉」で隠居し、その時の気持ちを表した「英気ぼつぼつ、壮者をしのぐ」との言葉が忘れられません。
今年、満70才を迎えます。入信60年の節目の年に当たります。
趣味であれ何であれ「英気ぼつぼつ、壮者をしのぐ」気持ちをなしたいものと、いま思っているのです。
さぁ、合言葉は前進です。