コーヒーが冷めないうちに想う

演劇には縁がなかったが、劇作家の作品は面白いと思っている。山崎正和前田司郎平田オリザなど、面白い作品が多い。

最近「コーヒーが冷めないうちに」という小説がベストセラーとなり映画化されたようです。

この著者 川口俊和も劇作家のようです。大阪府茨木市出身、1971年生まれで、現在は46才。
劇団音速かたつむりの脚本家兼演出家として活動していたと紹介されています。

昨日、時間を見つけて映画「コーヒーが冷めないうちに」を見に行ってきました。

物語の舞台は、古い喫茶店「フニクリフニクラ」。
お店の奥にある席に座ると過去に戻ることができるという都市伝説があるといいます。しかし過去に戻れるのは、出されたコーヒーが冷めるまでの間だけ。そして椅子から動く事もできません。
また、過去に戻ってどんなに努力しても現実を変えることはできません。小説の中で過去に戻りたいと願う女性たちは皆大切な人を亡くした経験がありました。「現実を変えるためではなく、ただ大切な人に会いたい。」そんな思いで過去に戻った彼女たちの気持ちには変化が起こり始めます。

なかなか面白かった。そう言えば、姪の祥月命日は今日だった。いま生きていたら幾つになるのだろう。13年前のことだからもう過去帳の人になってしまった。メランコリーな12月Melancholy Decemberですね。

何時頃のメモだろうか?「京子は今ごろどうしているだろうね」なんて走り書きを見つけた。

亡き妻(京子)も、過去帳の人になったが「今ごろどうしているのだろうね」と想うことくらいは自由です。
生まれ変わっているとも、いないとも分からないけど、コーヒーが冷めないうちに想う思い出が、誰にもあるものです。

 

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