76才、老化に挑戦

76才になって「年齢は後から付いてくる」などと元気なことを言ってましたが、ある朝 起きようとしたら腰が痛くて立てない。

腰椎第4関節の椎間板が圧迫されていた。

整形外科に行って診てもらったら腰椎椎間板症・根性坐骨神経痛と診断された。
レントゲン写真で説明を受けた。腰椎第4関節が圧迫されていて、これが原因だといわれた。老化現象である。抗生物質を処方してもらった。

老化現象には他にも思い当たることがある。奥歯の歯茎が痛むのでてもらった。
激痛ではないが、しっかり噛もうとすると痛む。歯科でも抗生物質での処方を受けた。

椎間板坐骨神経痛も歯茎の痛みにも抗生物質を処方してもらい、最近の抗生物質(薬)は良くなった。お陰で痛みはやわらいできた。

痛みを感じて初めて人は体の衰え、老化を知るのかもしれない。それにしても、ある日唐突とうとつに痛み(老化)がやってくるものだ。

御書に「病によりて道心はをこり候なり」(妙心尼御前御返事p.1480)とあるが、人は「痛みを感じて老化を知る」のかもしれない。
痛みを感じないと、老化が判らないのかもしれない。
そろそろ体をいたわりながら暮らすことにしようと思っている。

ここで、最近のちょっとしたエピソードを紹介したい。

ある夜、帰宅する際のこと、同じサ高住に住むお婆ちゃんがビルのゴミ集積場の前で倒れたいたのを発見した。前夜にゴミ出しをしようとして、地面につまずいて転倒したらしい。
一人で立ち上がれず、偶々たまたま通りかかった私が抱き起こした。お婆ちゃんは高齢で骨折していた。救急車で病院に運ばれた。その後、手術を受け長期入院となった。お年は98才とのことだった。高齢なので、またサ高住に戻ってこれるか心配していた。

お婆ちゃんのお孫さんから丁重なお礼の手紙をいただいた。お孫さんと言っても大人になっておられる。入院後1ヶ月経って心配だったが何もできなかった。

ところが、先日元気に退院され、サ高住の自宅に戻って来られた。まことに嬉しかった。リハビリの話などを聞いた。

手術後、退院するまでリハビリに頑張ったそうだ。毎日リハビリ目標をちょっと高めの目標を決めって頑張ったそうだ。
3ヶ月かかるところ、6週間で退院することができたそうだ。

どんな高齢になっても目標を決めて挑戦することが大事だ。そんな姿勢に感心した。実に気丈夫きじょうぶなお婆ちゃんである。

こんなエピソードを紹介したのも自分自身、気を取り直して一寸高めの目標を決めて、頑張ろうと思っている。年齢に関係ない。

なにが椎間板坐骨神経痛だ! 弱音を吐かずに勇気出して挑戦し平癒へいゆしてみせるぞ! 普段の暮らし(歩行)に戻してみせるぞ!