国民皆保険はケンコウカイ

この記事は3年以上前に投稿された古いものです。

ケンコウカイ(健康かい?)とは・・、健康保険(ケン)、厚生年金(コウ)、介護保険(カイ)です。これを高齢者福祉の、国民皆保険安心保険三点セットと(モリパパは)言ってます。
なにも疑問を持たず、気付けば老後の安心保険三点セットが組み込まれていました。どなたか知りませんが福祉先進国の先輩諸氏に感謝です。

現役時代、給与明細を見るたびに、日本は「社会主義国か?」と言いたくなるほど給与控除が多くてうらめしく思えたものです。ところが今、恩恵を受ける立場になると、ありがたい感謝の気持になるから勝手なもんです。

若い時は、医者に行ったことなんて殆ど無かったので「何でこんなに健康保険が高いんだ」と文句ばっかり言ってました。

国民健康保険に切り替わってた今でも、個人負担3割は有り難いし、定期的に健康診断もやってくれます。

これから先、70才になると2割負担となり、(住民税課税標準額が145万円以上はNG)
75才以上の後期高齢者医療保険ともなれば、1割負担とは何ともありがたい仕組みです。(但し、世帯520万、単身383万以上はNG)

厚生年金も現役時代には、所得税並みの金額を取られて「消えた年金」ニュースを聞いては、本当に大丈夫か?「当てにならんな」なんて思っていました。
しかし、これまた、今は受給する側となっては、何ともありがたい存在です。死ぬまで年金が支給されるのですから、これこそ正に「生存保険」そのものです。長生きした分だけお得な生存保険です。年を取ったら、死亡保険は不要で、生存保険の方が大切です。

40才になって突然、介護保険が給与控除されました。
「こりゃ何だ?」「いつまで払うんだ?」とビックリ。(介護保険は2000年施行)

先日、一緒に暮してる母のためケアマネさんが、自宅に来てくれました。母はまだ介護の必要はなく、要支援1のレベルでした。
介護保険について無縁だった者からすると、なにやら介護が身近に感じれれました。最期まで介護の必要がない人もいますが、それでも安心のための介護保険ですね。

介護保険が最も効力を発揮するのは要介護5でしょうか。自己負担1割で、上限36万円まで介護サービスを受けられます。
ということは上限360万円まで医療介護サービスを受けられるということです。
見守られ、看取られるステージには必要な介護保険です。昔は、家庭の中にあった介護が、今では社会での介護となりました。

「痴呆」が「認知症」という呼び方に変わったのでさえ、2005年と最近のことです。ケアマネ、ホスピス、在宅ケアなど、新しい言葉が生まれてきました。
まだ、介護の歴史は浅く制度が習熟するのはこれからでしょう。実状・実態に適したものになるのは、これからの仕事でしょう。
超高齢者社会の日本は、これから福祉制度を練り上げてゆく時代です。制度だけでなく福祉先進国の日本になって欲しいもの。

国民皆保険の制度が後戻りしないよう、制度はケンコウカイ(健康かい?)と、絶えず監視するよう関心をもって見守りましょう。

moripapaブログの関連投稿です