補聴器とAir Pod Pro2

新しい Air Podで補聴器のような機能が将来できると聞いていたけど、今年(2024年)中に発売されるとは思っていなかった。

加齢による難聴が進み、補聴器がないと会話が聞き取れ難くなった。5月28日 耳鼻咽喉科へ行き、検査・診療してもらった。
その結果 病院の紹介で7月19日補聴器を購入することになった。

補聴器チラシ

補聴器価格は高い。一般のチラシでも耳かけ型充電式で両耳18万~88万円です。

両耳セットで30万円前後なら良心的な価格と諦めてました。

Siemensの母の補聴器

母が海外で買った補聴器も30万円近くしたが、France政府の医療補助があった。

日本では医療補助はなにもない。健康保険なども効かない。高齢者の難聴は多いのに、なんとかして欲しいと思う。

耳掛け型補聴器。先端にSPシェルを取り付けた。

購入したのはフォナック オーディオP30-Rです。

両耳で、更に耳穴のFit用にSPシェルをオーダーしたので、合計で32万2千円の高い買い物でした。

この補聴器には、Bluetooth機能が付いています。Bluetooth機能があるiPhoneやiPadで音楽やYouTubeを聴くなら、クリアな音で聞くことができます。

補聴器を使い始めて、すぐに難聴がスッキリ解決するかというと実は違います。補聴器の装着感に慣れ、聞こえ方を調整してもらい、自然な聴覚になるまで2ヶ月ほどかかりました。頭脳も聴覚に慣れる必要があったのでしょうか?

難聴は急に始まったのではない。今から6年前(2018年11月)少しづつ中高音域レベルで聞き取りにくくなっていた。

2024年5月の検査では、1000Hz、2000Hz、4000Hzの人の会話領域のレベルで、左右ともに悪化していました。
難聴に馴れて6年も経っているのですから補聴器でいきなり解決する筈もありませんね。

補聴器をつけた今では、静かな場所での会話なら聞こえるようになりました。でも大勢の人がいる居酒屋では、相手の話がよく聞き取れないことが多いのです。現行の補聴器もう一歩ですね。


さてAirPods Pro2(第2世代)が発売されたのが、2023年9月12日ですが、一般に手に入るようになったのはつい最近です。
補聴器の代わりになると聞き、思い切って11月8日買いました。

Apple AirPods Pro 2

Apple AirPods Pro 2(第2世代)は、 Bluetooth 、Active noize Canceling、外部音取り込み、空間オーディオ、USB-C 充電 など進化しています。

そして何より補聴器より価格が3万3千円と安く、補聴器の1/10です。
補聴器より優れたnoize Canceling機能が付いてこの価格です。

 iOS 18(公開日: )のUpdateもあって、Air Pods Pro 2(第2世代)は第一世代から比べて格段の進化を遂げました。補聴器の代わりになる外部音取り込みが追加されとことが凄い。

外部音取り込み機能について紹介します。この機能はノイズキャンセラーの反対で、外の音をCustomizeして取り込みます。
外の音を増幅するだけでなく音質を変えて取り込んでくれます。

新しい言葉「オージオグラム」は、耳鼻咽喉科で測られる聴力検査結果(表)のことです。初期設定のときに、「設定」>「アクセシビリティー」>「オージオとビジュアル」>「ヘッドフォン調整」>「カスタムオーディオ設定」>「オージオグラム」を選択して設定します。”ヘルスケア”でオージオグラムの詳しい情報を見るとカメラから聴力検査結果(表)を読み込んだデータをオーディオグラムとして確認することができます。

このオーディオグラムは、ヘルスケアデータにオージオグラムとしても設定されます。「最新のオージオグラムを使用しますか?」と聞いて来ますので、耳鼻咽喉科で測られた聴力検査結果を写真を撮って、オーディオグラムに更新することができます。

左側が耳鼻咽喉科で測られた聴力検査結果で、右側がAir Pod Proで取り込まれたオーディオグラムです。写真を撮るとScanして、聴力補正Dataとして外部音取り込み機能に追加してくれます。
これ一発で機能追加してくれて、もう補聴器となります。

他にもAir Pod Proで聴力検査ができますが、これをオーディオグラムにする方法で試してみたが、余りお勧めできません。正確な聴力検査結果を聴力補正データとして使ったほう良さそうです。

実際に外部音取り込み機能を使ってみると、殆ど補聴器と同等です。補聴器は自分で周波数ごとに調整するようのことはできませんが、オーディオグラムなら自分で調整することもできます。

指向性も補聴器と変わらないような気がします。Air Pod Pro2では「空間オーディオ」と言うようですが、指向性も優れています。Bluetoothの機能は勿論のことノイズキャンセラーの機能も優れてますから、従来通り車内で音楽など聞くには最高です。

先日、飛行機の機内でのAir Pod Pro2のノイズキャンセラーを試してみました。Air Pod Pro(第一世代)よりすぐれてるようです。
Appleは新機能 Active noize Cancelingと言ってます。

Air Pod Pro2の機能を凄い。そして価格も補聴器の1/10と安価です。これが早く手に入ったら補聴器を買わなかったでしょう。ちょっと残念な気がしてます。

これから居酒屋でワイワイ言ってる中で、相手の話がよく聞こえるなら、補聴器を超えると思います。
しばらくAir Pod Pro2を外出に使ってみようと思っています。

 

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