アラナイ(around 90)の母と暮らしていると、加齢による体力の衰えを見せつけられます。体調はその日になってみないと分かりません。日替りメニューのようで、目が離せないのです。
ノンフィクション作家、松浦晋也の「介護生活敗戦記」(日経ビジネスDigitalに2017年3月9日から掲載)というブログを愛読しています。興味ある方は一度読んでみては如何でしょう?
認知症の母の介護は、生易しくない様子、「こりゃ覚悟が必要だ」と思った次第。
幸いアラナイの母は認知症ではなく、大変だと言いながらも自分一人でお風呂にも入ります。今の処自立の生活ができています。
松浦氏の介護の苦労からは比較になりません。でも同じような苦労を、これからするかもしれません。覚悟をしておきましょう。
老年に至るとはどういったことか?自分もアラナイの母のように老年になるから、その準備は心がけておかなくてはなりません。
老年に至り、長生きすれば5人に一人は認知症になるそうですから、他人事ではありません。認知症にならずとも、体力は極端に落ちます。疲れやすくなり、アチコチ痛くなり、根気もなくなります。歩行すら難しくなるかもしれません。
自立して暮らせる健康寿命と平均寿命までの差は、
男性 9.02年女性12.40年最期まで健康という訳にはいきませんが、少しでもこの時間を短くしたいものです。
厚労省が、重点的に取り組むべき疾患として指定しているのは、「ガン」「脳卒中」「急性心筋梗塞」「糖尿病」「精神疾患」でこれは5大疾病と呼ばれています。
しかし、その前に健康寿命の最大の敵は「運動器の障害」なのだそうです。
「ロコモ」といった言葉を聞いてた方も多いと思いますが、運動器の障害による移動機能の低下を表す新しい言葉です。 locomotive syndrome 即ちロコモです。ロコモチャレンジというサイトもあるので、ロコモ予防サイトなどチェックしてみては如何でしょう。自分の努力で防げる健康障害だと言うことですから大切です。(下のビデオ21.49分かかりますので、暇な時にでも見て下さい)
人生はいつも初めての体験ばかりです。老年に至ることも実は、初めてのことばかりです。健康もしだい次第に、衰えることろを知っていれば、予防できることをロコモは教えています。
だが老化は十人十色で、特に年を取ると個人差は大きくなります。その上で「老年に至る」準備をしておくべきなのでしょう。