北海道は道東の旅

今回もレスパイト旅行で、釧路から根室、更に納沙布岬まで足を延ばしました。バードウォッチングが目的だから春国岱で2泊、根室で1泊、そして釧路で2泊し釧路湿原を見てきました。

春国岱と釧路湿原でのバードウォッチングについては別に投稿しますが、道東の旅で想ったことを少々書きめておきます。
帰宅後あっという間に1週間たってしまいましたが、記念のため旅日記の投稿です。

道東は寒い。出発した4月15日(金)早朝は、東京の気温11℃でしたが、目指す釧路の気温は2℃、にわか雪が降っているようです。



果たして釧路空港に着いてみると、少し気温は上り4.6℃でした。北海道はまだ東京の真冬なみの寒さです。

初めて見る釧路駅。何だか活気がなくさびれています。

東京の人混み雑踏からカルチャーショックを受けました。

これこそが、旅の面白いところでしょう。早速、昼食を何にしようか?事前に調べておいた駅近くの和商市場へ行ってみた。

やはり花咲カニが名物だった。そう釧路は漁業の町、サンマ漁で有名でした。

勝手丼を食べてみました。丼にご飯を頂いて、ご飯の上に刺し身などを勝手に載せて、お会計をします。

釧路から根室まではバスを使いました。実は、目指す春国岱はこのバス路線で途中下車した所にあるのです。何もない原野をバスで移動します。それも冬景色の殺風景な景色が広がっています。


春国岱近くのバス停「東梅とうばい」に着きました。東京の我が家から民宿までドア・ツー・ドアで約8時間。気温もさることながら景色も大違い。このカルチャーショックが旅の面白さでしょう。

5泊6日の一人旅、目的がなければ行きゃしません。バードウォッチが趣味になり一人旅もイソイソと出かけるようになりました。いい趣味を持ったと独りごちています。

春国岱のバス停「東梅」からJR根室駅までは、路線バスで15分程度です。根室駅に着いて驚いた。想像以上にさびれた駅でした。

この街からさらに東端の納沙布岬まで行くことにしました。納沙布岬まで路線バスで約45分です。この路線バスも日に何本もありませんから、計画して乗り遅れないようにしないと大変。

ここは北緯43度23分、東経145℃48分の東端です。貝殻島灯台まで3.7km、そこから先はロシアに占領された北方四島なのです。

ロシアはいまウクライナで戦争をしています。この極東でも緊張が走ります。最近、自衛隊機がスクランブルをかけたそうです。

さて、根室で一泊したあと釧路へ向かいました。

JR根室駅の先はありません。終着駅( Terminal )です。

ここからJR釧路駅へ戻りました。途中の厚床、厚岸を通って海岸に沿って移動です。

根室から釧路までの道東は、北海道の中でも寒いところです。
オホーツクからの寒流が太平洋側へ回り込んで寒い気候を生んでいるそうです。笹が生える痩地と湿原が続く地域なのです。

昔ロシアのゴローニン事件でカムチャツカに連行された高田屋嘉兵衛が、国後や択捉へ渡ったのはこの海からです。

最近ではサンマ漁も激減し、人口は毎年流出して過疎化が進んでいるようです。

サンマ漁で賑わいを見せたであろう釧路港も、今はどこか寂しそうな街でした。

人が集まり人口が増えるわずらわしさからから比べれば、人が去り人口が減るサビしさはなんとも言えないみじめな感覚になります。

旅行者でさえそんなことを肌で感じるんだから、ここに生活する人にとっては如何ばかりなことでしょう。
否、通りすがりの旅行者が勝手なことを言ってはいけません。何も知らずに勝手なことを言ってはいけませんね。

釧路駅前で「風雪の樹」と銘打たれた一本の老木を見つけました。

風雪に耐え、風雪を乗り越えたからこそ、歴史を拓いた「釧路」の発展があったのでしょう。

人生も風雪を乗り越えたところに人生讃歌が輝くようなものです。

道東にエールを送ろう。輝く未来を祈ろう。しばし、この樹をじっと眺めて、帰路につきました。

 

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