Eメールのマナー

この記事は3年以上前に投稿された古いものです。

私用Eメールを公務で使用したり、公務のEメールを私用に使ったりすることは、問題だといった感覚が、これからは必要です。
公私混同して使うことに平気な感覚は、これから通用しません。

hillaryclinton_c0-167-5184-3189_s885x516ヒラリー・クリントンは、公務に「.gov」アカウントではなく、個人のメールアドレス 「clintonemail.com」を使っていたことが問題となってます。
それも自宅に設置したサーバーのメールアドレスです。
自宅サーバーであれば、物理的に破壊すれば全ての記録を完全に消滅できます。

個人的なアカウントを使うことを、初めから意図して事実を隠そうとしていたと言われても、言い逃れできません。これは確信犯(Überzeugungsverbrechen)ですね。

米国では、政府高官の文書は全て後日、情報公開されることが前提となっています。それは米国立公文書記録管理局(NARA)によって管理されることになっています。
公務に関することをNARAの目に届かなところで、秘密裏に行うことはルール違反で、犯罪です。これが、今の大統領選で大問題になっているのです。

logonamecard政府高官でなくても一般の社員や公務員でも同じことです。Eメールは、名刺と同じなのです。

社員や職員に割り当てられたからと言っても、厳密に言えばその会社なり団体からのメールということになります。安易に考えてはいけません。

まさか、職場のメールアドレスで個人的な通販に使用したりすることはないでしょうが、職場のメールアドレスでサイトに、会員登録したりすることはあります。
しかし注意が必要です。それが私的な趣味のサイトであれば、会社なり団体の職場での規律が疑われます。

またなかには、個人的な発言でも、勤務先のネームバリューを利用し、それを意識して発言(メール)するケースはどうでしょう。
その人が、公的に高い立場である場合は、会社や団体の見解、発言と見なされても仕方がありません。このようなEメールのマナーには注意を払いましょう。

逆に一般の方でも、公務や仕事で個人メールを使えば怪しまれます。だから公務や仕事で個人メールを使うことは通常しません。
もし、公的な文書などをやり取りに、個人メールを使えば、ヒラリー・クリントンではありませんが、ルール違反になることだって有るかもしれません。

freemailよく、Yahoo Mail や G Mailなどフリーメールを個人メールとして、利用されている方がいます。
多くの場合、メーラーでのPOP3,SMTPの設定が解らず、安易にフリーメールを使っているようです。

しかし、個人メールといえど、フリーメールは印象がよくありません。さらに、セキュリティーからみても万全ではありません。
%e3%83%80%e3%82%a6%e3%83%b3%e3%83%ad%e3%83%bc%e3%83%89通常、インターネット開設した時に、プロバイダーから割り当てられたドメイン名のメールが利用できます。これを利用するのが普通です。

プロバイダーのドメイン名は変更できませんが、@以前のユーザー名は自由に選べます。
会社や組織のEメールと同じ、POP3,SMTPで設定するEメールです。個人メールでも POP3,SMTPの設定をするEメールを使うことをお薦めします。

ここで、ちょっと問題なのは、プロバイダーを変更した時にドメイン名が変わってしまうことです。
この対策は、別途にレンタルサーバーと契約し、そのドメインを使うか、独自ドメインを取得・設定するしかありません。

%e3%83%80%e3%82%a6%e3%83%b3%e3%83%ad%e3%83%bc%e3%83%89-1モリパパは、ホームページも開設してるのでレンタルサーバーに契約してます。従って、レンタルサーバーのドメインを持っていますし、独自ドメインを取得・設定して、独自ドメインのメールアドレスも持っています。こうすればレンタルサーバーを変更したとしても独自ドメインは変更する必要がありません。
モリパパは、合計4っのメールアカウントを持ってます。そして目的別に使い分けています。

一般的には、独自ドメインまで取得する必要はありませんが、
是非プロバイダーのメールを使うべきだと思います。

その他最近では、携帯電話(ガラケー)のメール、スマホ(含iPad)のメール、また、LINE、Messengerなどメール代わるものがたくさん出ています。でもこれら殆んどが、私的に利用されるだけなので、先程のようなマナーが問題になることはまずありません。

サイト登録などに使用するEメールについては、個人メールであっても、マナーを気にしないといけないと思います。
Eメールは相手があるので、マナーやルールを守りましょう。
Eメールで重要書類が送られてくる時代です。マナーばかりか、ルール違反にならぬよう気をつけなければいけない時代になってきました。

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