自分が亡くなった後のデジタル・データなんて考えてる人はいないと思いますが、実はネット上にはデータ記録は残ったままになるんです。
最近のデジタル・データは、自分のPCの中ではなく、クラウド上であったり、サーバー上であったりします。今後もこの傾向は続き、拡大していきます。
写真や文書といったユーザーのデジタル・データのことを「デジタル・アセット(デジタル資産)」と呼び、ユーザーが亡くなった後もデジタル・アセットは残ります。
モリパパはWordPressでブログを書いていますが、このデジタル・アセットは、レンタル・サーバー上に有り、契約期間中はデジタル・アセットとして保存されています。
もし長期放置され、契約が更新されなければ、アカウントは削除されます。そしてデータは消失してしまいます。放っておけばそのうち無くなるだけのことで、ことは簡単です。
しかし、チョット問題なのは、無料のブログやFaceBookやTwitterのSNSです。無料なのでいつまでたってもデータは消失しません。
無料ブログの中には、
FC2,Goo,@nifty,Biglobe,seesaaブログなど、長期(1~3ケ月)にわたって投稿がないと、放置処理され広告だけの表示になるものもありますが、基本的にはデジタル・アセットは残ったままになります。
FaceBook では、二つの方法が案内されています。
追悼アカウントにする方法とアカウントを削除する方法です。
追悼アカウントとは、亡くなった方の友達や家族が、亡くなった方に代わって、思い出をシェアするためアカウントです。だから所有者の名前の横に「追悼」と表示され、アカウントは継続表示されます。 その方法は…
生前に、追悼アカウントの管理人を指定しておきます。
右は 追悼アカウントを指定する画面です。
この画面は以下の方法で、出せます。
- Facebookの右上の▼をクリックして、[設定]を選択します。
- 左側のメニューで、一番上の[セキュリティ]をクリックします。
- [追悼アカウントの管理人]をクリックします。
- [アカウントの削除]する場合は、☑を入れておきます。
これで、追悼アカウントの管理人は、本人ではありませんが、アカウントを完全削除することができます。
Twitterでは、家族や友人がtwitterに死亡申請します。これで、アカウントのログイン情報は完全に非公開になります。
設定の方法は、以下のURLから入って、「亡くなられたユーザーのアカウント削除のリクエスト」を選択するとフォームが表示されます。
https://support.twitter.com/forms/privacy
Google+では、オーナー、管理者、コミュニケーション管理者という、3 種類の管理ユーザーあります。
ですので、生前に管理者を登録しておくといいかも知れません。
Googleの場合、Google+のサービスだけではありません。カレンダー、Drive、Gmail、Picasa、Google Play、YouTubeなど影響を受けます。こちらの説明を見て下さい。
その他、Googleサービスの一部を削除することもできます。
詳しくは、Googleにログインした後、こちらを見て下さい。