米国大統領選挙

ブリグジット(Brexit)ショックがあったのは、今年6月のことであった。又しても、アメリカでも思わぬ選挙結果となった。

Donald John Trump
Donald John Trump

トランプTrump候補が接戦を制して、ヒラリーHillary候補を破った。

今回も金融問題ではなく、民主主義の問題です。まさかの出来事が起こったのです。アメリカだけの問題ではありません。世界中が固唾を呑んで見守っていただけに、このショックは大きい。

これまでの新自由主義Neo-LiberalismグローバリズムGlobalismに対する異論が噴出しています。米国内にも様々な意見があるでしょうが、トランプを大統領にしたのは、他ならぬアメリカ国民です。これが民主主義。

トランプの発言はどんなものだったでしょうか?たとえば日本への発言を見ると…

  • 我々は日本から関税ゼロで何百万台という車を輸入している。これでは日本とまともな貿易など出来っこない
  • 安倍はとんでもないことをした。円の価値を徹底的に下げて米経済を破壊している。安倍は米経済を殺した張本人だ
  • 日本が攻撃されれば、米国は助けに行かねばならない。だが、我々が攻撃を受けても日本は助ける必要はない。日米安保条約は不公平だ
  • 在日米軍・在韓米軍の駐留費は100%それぞれの国に負担させる。日本や韓国が100%負担しないのであれば駐留米軍は撤退する

アメリカはすっかり変わってしまいました。”世界の警察官”だったアメリカは今や我が身を守ることに汲々きゅうきゅうとした、巨大でタフな児童(Robust Puerile)として、現実のものとなります。

今年5月開催されたG7で分かったことは、ポピュリズムの台頭、東シナ海や南シナ海での懸念、北朝鮮の身勝手な振る舞いに、世界は頭を痛めることになるということでした。そして、身勝手な振る舞いをする国が、もう一つ増えるかも知れません。

世界は変わり始めます。