2025年10月10日は恐らく記憶に残る日になった。一つには公明党の連立離脱した日で、もう一つは石破首相 戦後80年の談話だ。
公明党が自民党との連立を離脱し、自民と袖を分かつことになった。予想より、大きな波紋を呼びトップニュースになった。報道では、次期衆院選では自民も公明も、ともに厳しい状況になると解説している。公明党員からすれば、溜飲が落ちたような気がしてスッキリした。
退陣表明した後の石破首相の「戦後80年によせて」とした談話も中継で報じられたが、公明の連立離脱のトップニュースに隠れてしまった印象だった。
「なぜあの戦争を避けることができなかったのか?」と歴史認識を繙き「我が国が戦後最も厳しく複雑な安全保障に置かれている今」と結んでいる。今現在の最高機密を知っている首相の発言だからこそ、その発言は重みがあり、重大だ。
この二つのニュースは、両者とも時代の潮目に当たって、もう我慢できないところまで来て一挙に表面化したような気がした。
こういった不思議なタイミングで新しい時代がやってくるものかも知れない。
勘ぐる訳では無いが「いま新しい戦前」を感じてしまう。断じて平和を守らなくてはならない。断じて戦争を引き起こしてはならない。我々庶民が出来ることは、扇動的な言辞に惑わされず、メディアの何が本質か見破り、選挙で一票を投じることにある。
石破首相談話で紹介した反軍演説した斎藤隆夫も公明党代表の斉藤鉄夫も、偶然に同じ「斉藤」だった。