今年は庚子(かのえね)の年だった

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今年も後半になって今更言うのも何ですが、令和2年の干支えと庚子(かのえね)であります。10干12支ですから庚子の年は60年に一度めぐって来る計算です。
庚子の年を過去に訊ねると、歴史的に大混乱や大騒動が起きた年で、それが故に新時代へ節目となった年が多いと言われてます。

アヘン戦争
アヘン戦争:英国軍艦に吹き飛ばされる清軍Junk船

中国では、天保11年(1840年)庚子の年に有名なアヘン戦争が勃発しました。

更に60年後、明治33年(1900年) 庚子の年義和団の乱が起こり、これで清が滅び、中国の王朝時代が終焉することとなりました。

日本では、治承4年(1180年) 庚子の年に、源頼朝が伊豆で挙兵しました。これが後に鎌倉幕府という武家社会の始まりとなりました。

関ヶ原合戦図屏風(六曲一隻)

更に420年後、慶長5年(1600年)庚子の年に、天下分け目の関ケ原の戦いがありました。
江戸幕府が開かれる節目となりました。

さて今年は、関ヶ原から数えて420年目の庚子の年に当ります。
見えないコロナに怯え、外出を自粛し、マスクをつけ、ソシアルディスタンスをとっています。こんな年になろうとは、年の始めには全く予想しませんでした。

2020オリンピックも延期、スポーツ観戦もコンサートも観劇も、お祭りまで中止になりました。このままゆけば経済はドン底まで落ち込み、今後の予測がつかない情況です。

「新たな生活様式」が求められるのはこれからかもしれません。どんな変化が起こるのでしょう?今回の庚子の年は、新時代への節目となるのでしょうか?
我々は次の420年後はおろか、60年後の庚申の年には、この世にいませんが、そんな先の未来に語られるような歴史的な年なのかも知れません。

ここはさておき、身近なことだけ考えることにしましょう。
やっと長かった梅雨があけました。こんなに長い梅雨はなかったので、青空がありがたく目に写りました。
いつかはコロナ禍も終わり、日がさして青空になる日が来ます。

 

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