所有から使用へのパラダイム・シフト

この記事は3年以上前に投稿された古いものです。

マイカーを持つことを辞めたのは、今から17年前2001年のことでした。マンション購入を機にマイカーを辞めました。今ではマイカーを持たないと決めて良かったと思っています。

Tokyo Auto Salon 2018

自動車は、今も魅力的な商品です。
かつて自動車が欲しくて欲しくて、カタログを隅から隅まで見てたことがありました。
知らない単語があっても調べて読んだものです。
別に、車の専門家になる気はないのですが、当時それほど、のめり込める商品は車以外にありませんでした。

今では、マイカーを持つ時代から、使いたいときだけ使う時代になりました。
特に都心ではマイカーを持たなくても全く不自由を感じません。

車は個人所有するのではなく、使い回すカーシェアリングの時代になりました。近くにカーシェアリング・ステーションがいくつもでき、コイン・パーキングや個人宅の駐車場にまでカーシェアリング・ステーションがあります。

マイカーがあれば便利ですが、月極駐車料金に毎月35,000円払う気になりません。車両を一括で購入しても、10年の耐用年数で300万円も出すことになれば、毎月25,000円にもなります。
その上、税金がかかり、ガソリン代だってバカになりません。締めて毎月7,8万円はかかります。
自家用車を持つことは、一人子供増えるほどお金がかかります。毎日通勤などで使わないならば、所持するだけの贅沢品になってしまいます。

自動車業界も、その辺りのことに気づいていて、実用的な自家用車を開発してくれています。税金もガソリン代も安い軽自動車に人気が移り、ハイブリッドや電気自動車が多くなりました。

先日、電気自動車に乗せていただいた際、感想を聞きました。
自宅から100km以内なら不自由を感じないそうです。
いよいよガソリンとお別れする時代になったのかな?

自家用車を持つことは、日本では高度成長期の遺産です。いまや時代遅れで、所有する時代から使用する時代へ移ったようです。
特に、東京ではマイカーはステータスシンボルです。だからマイカーはベンツやBMW、ポルシェなど外車が殆どです。実用的なトヨタや日産の車は少なくなりました。

(次ページに続く)

 

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