ネットによるパラダイム・シフト

振り返ってみて、産業革命は、その後の社会に革命的な変化を生み続けたことにありました。それと同じことが情報革命にも言えます。ネット社会はその後の変化を生み続けることになるでしょう。

堺屋太一は「進みこそすれ後退することのない変革を、産業革命にみたように、今のネット情報革命も同じことが言えるようだ」と言っています。

パラダイム・シフトが起きることに異論を唱える人はいません。しかも、ネット情報化は猛烈なスピードで加速しています。それは、個人のライフスタイルに大きな影響をもたらしています。

例えば、欲しいものを買うとき、先ずonlineのショッピングモールで検索し、価格比較をします。更にカスタムレビューを見て品定めをし、他のショッピングモールとも比較してから買います。こんな買い方が普通になってきました。

ところが、ネットで買物をしたり、ネット検索すると関連コンテンツのPRが続々と表示されるようになります。これはGoogleなどが行っているAdSense機能です。特に情報が盗まれたわけでもありませんが、気持ちが悪いと感じる人も多いでしょう。

同様にFacebookやTwitterでもコンテンツから「知り合いかも」を紹介してきます。

実は、SNSの利用者は意外に狭い情報のドツボに嵌っていってるのかも知れません。

ネットでは、便利で広範囲な情報を得ることができると思ってたら大間違いです。何でも探せるようで、実は自分が関心を持っている分野にのめり込んで行ってるのです。

かつてネットは匿名媒体だと思われていたことがありましたが、Google、Facebook、Apple、Amazon、Microsoftなどは、User情報を少しでも集めようと躍起になっています。

サイト閲覧で再表示するためのクッキー(cookie)はサイトを離れ、時間が経つとResetするので、個人情報には当たりません。
でも、ネットショッピングや銀行取引などではログインは欠かせません。予め氏名、年齢、パスワードなどを登録された個人情報です。個々人には大した情報でなくても、これが集められたデータになると、重要な情報になります。

アカウントを使ってログインする仕組みは、一つには顧客の囲い込みです。もう一つがUser情報の収集です。
User情報の収集では個人情報に加えて、嗜好、趣味、傾向性を把握します。どんな検索をしたか、どんなサイトを訪問したかなどUser情報として登録されていきます。
それは、適切な情報を提供できるようにするためで、検索すると「あぁ、これこれ!」と簡単に自分が探す検索結果が出てくるようになるのです。

Appleも、Google Chromeもログインしないと使い勝手が悪く、Amazonもショッピングするにはログインが必要です。SNSのFacebookもTwitterもログインしないと閲覧もできません。

Amazonでは関連性を提案、例えば「よく一緒に購入されている商品」「この商品を買った人はこんな商品も買っています」「類似商品と比較する」コナーで次々と関連性を提示してきます。

Googleでは、Googleサービス全てにリンクされているでしょう。

Google検索すると、十人十色の結果が表示されるのはGoogleのフィルタリングのせいで、この人にはこんな答えがふさわしいと、過去の検索履歴から推測してくれまです。

Googleが溜め込んだUser情報が有るからできることです。Appleも同じです。

こうなると人権と同じように個人情報は重要な意味を持ちます
しかし、人権も個人情報も日常は意識されることはありません。

(次ページに続く)

 

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