マイクロフォーサーズの画素数や解像度あれこれ

マイクロフォーサーズでのアスペクト比やEXテレコンの画素数や解像度について、あれこれメモとして書き残しておきます。

アスペクト比 (アスペクト比を変更した画像について)

マイクロフォーサーズのセンサーは約17.3mm×13.0mmです。このアスペクト比は4:3になります。コンデジやビデオカメラと同じアスペクト比です。つまり映像向きのアスペクト比ですね。

一方、フルサイズのセンサーサイズは約36.0mm×24.0mmで、アスペクト比は3:2になります。昔からカメラで使われてきた、スタンダードなアスペクト比です。APS-Cも同様3:2です。
(これを開発したバルナックは不滅ですね。)

プロの勧めもあってアスペクト比を3:2に設定して撮っています。これは縦方向だけ縮めアスペクト比を3:2にする設定です。

2015万画素を上下均等にカット(トリミング)しますので、1791万画素と画素数は小さくなります。(▲11.1%減少 横幅方向は変わりません。)

アスペクト比3:2に設定しても、RAW画像は4:3のままで変わりません。現像ソフト(SILKYPIX)を使って修正することもできます。

EXテレコン (EXテレコンはPanasonic LUMIXの機能です)

Panasonic LumixのEXテレコンは、カメラ内で画像を切り出すもので、トリミングして切り出すレタッチと同じです。

クオリティ(10M)サイズで1.4倍になり、S(5M)サイズで2倍になります。「EXテレコンを使うと、画質を劣化させずに」と書いてありますが正確に言えば、画質には手を加えず画素数を縮小することになります。

元の画像は横巾5184 pxで、EXテレコンの横幅は3712 pxに減少します。カメラ内でレタッチ(トリミング)したのと同じですね。
5184÷3712=1.4倍の望遠効果が得られます。

アスペクト比を3:2にしたうえEXテレコン(M)を使うと、元々の2015万画素(5184✕3888)の画像が、920万画素(3712✕2480)に半減した画像になってしまいます。

画素数が減ってもったいない気がしますが、それでもプリントサイズとしてはまだA4版推奨レベルで余裕があります。(DPI=360)

EPSON プリントテクニック講座 より

プリントサイズ(アスペクト比)

ここでプリントサイズについて触れておきます。

アスペクト比3:4はコンデジ用のDSC版(89×119)やキャビネ版(130×180)です。

一般的なL版サイズ(89×127)やA4版(210×297)は略3:2です。

プリントサイズは時代とともに変化し様々なアスペクト比が派生しました。結局は3:2=1.5、4:3=1.333がいまの主流になりました。でもアスペクト比はプリントサイズと僅かに違っているのです。

いい写真が撮れたらプリントしたいものです。プリントを意識してアスペクト比を選ぶことになりますね。

デジタルズーム(各様のデジタルズーム)

EXテレコンを先に書いてしまいましたが、昔からデジカメは、拡大・望遠効果を出すためにデジタルズームが一般的でした。
デジタルズーム(×2 or ×4)、これはカメラ内で中央部を切り出してオリジナルと同じ画素数の画像に拡大して出力する機能です。

デジタルズームはLumixにもOlympusにもあります。カメラの画像処理によって画質が多少劣化しますが、最小限に抑える処理がなされています。しかし、LumixとOlympusでは違うようです。

Olympusではデジタルテレコンと言って”画像処理エンジンでデジタル補間、出力し被写体を約2倍の大きさに出力する”と書かれています。画像の劣化はレタッチより明らかに少ないようです。

画像の分解能が上がるわけではありませんが、明瞭な画質になるようです。確かにOlympusデジタルテレコンはなかなか良い画質ですね。

画質について(やはり王道は超望遠レンズ+テレコン)

「画素数が多い≠画質が良い」とは言うものの、画素数の減少は少しもったいない気がします。画素数は減らしたくないですね。

画質の劣化は、ISO感度を上げたり、F値を絞ったり、シャッター・スピードを上げても、ノイズが乗って画質が劣化します。
また、レンズの解像度によるところも大きく影響してきます。やっぱりカメラはレンズですかね。

野鳥を撮る場合、画質の点では「超望遠レンズ+光学テレコン」でしょう。光学での拡大・望遠が王道でしょうね。画素数も落ちないし、解像度も分解能も落ちません。

テレコンバータを使って望遠撮影をしていませんが「超望遠レンズ+テレコン」でも画質、解像度の良し悪しがあるんでしょうかね。

OM-D E-M1 Mark II に M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PROとM.ZUIKO DIGITAL 1.4x Teleconverter MC-14にドットサイト照準器 EE-1を付けたもの

プロの写真家の殆どは「超望遠レンズに光学テレコン」を使って撮影しています。

写真のレンズとテレコンだと35万円もしてしまいます。

ここまで投資すれば素晴らしい野鳥撮影ができるんでしょうね。(憧れの的です)

ディスプレー(適切な解像度)

写真をプリントではなく、ディスプレーでしか見ない人も多いと思います。そこで最後にディスプレーについて一言。

昔のCRTの解像度は1024×768px (XGAと同じ)でした。今は全てFlatDisplayになりましたね。

FullHD(FHD)23㌅で1920×1080です。最近はやや大きめの27㌅で、IPSタイプのディスプレーも安くなってきました。これで充分だと思います。

通常、モニターが大きくなると解像度は高くなります。27㌅で、1920×1080程度でIPSパネルが見やすい大きさだと思います。
最近、4K TVと同じディスプレーもあるようですが、反って文字が細かく小さくなって、見えに難くなってしまいます。

プロの写真家でRAW画像を編集する方はディスプレイにキャリブレーションが付いたものを使用しておられますが、趣味の域では、そこまで必要ないように思っています。

 

<参考資料>

デジタルテレコンの解像度と親指AF

デジタルテレコンの効果 野鳥撮影で使えるのか?画質を検証してみたよ OLYMPUS OM-D E-M1 II