前回「恵庭の冬の探鳥散策」では1月20日頃までの様子でしたが、北海道の冬は長く3月上旬まで氷点下の真冬日が続きます。
今回は、1月20日以降3月上旬までの探鳥散策の続編です。
ほとんどの白鳥は宮城県伊豆沼や蕪栗沼あたりまで南下して越冬します。中には北海道に留まる白鳥もいます。そんな白鳥が千歳川にいました。清流の白鳥は雪のように純白で印象的でした。
同じ千歳川にホオジロガモのペアがいました。このカモは潜水して魚を獲っていました。氷点に近い川に何回も潜ってました。
千歳川の上流にカワアイサが元気に潜水して餌(小魚)を獲っていました。ここも氷点に近い川の中でも元気に泳ぎ回ってます。
氷結し雪に覆われてしまうと餌を見つけ捕ることもできません。凍らない川は餌を捕るのに恰好の場所で、どんな冷たく寒くても水鳥にとって貴重な場所なのです。
茂漁川でもカワアイサのカップルが元気で泳いで餌取りに夢中。寒いときに恋の季節を迎えます。
恵庭市の恵み野中央公園にある池には流れがあり、全面凍結しません。なのでカモが集まって一冬この池で過ごしています。
恵み野中央公園の池にはカルガモ、ヒドリガモ、コガモ、キンクロハジロ、オナガガモなどが、冬の風景に彩りを添えています。
東京で見るキンクロハジロより冠羽が長く、何処か違うのです。キンクロハジロの動きを動画で見てください。
更に、コガモの動画も撮ってみました。可愛いコガモです。
北海道の冬は長い。恵庭は札幌より2℃ほど寒い。でも3月中旬になれば雪が溶け始め一気に春がきます。その時まであと一週間。
春の訪れとともに冬鳥は北に帰ります。来年まで「さようなら」