国道36号線を千歳から南下すると道の駅ウトナイ湖があります。誰でも立ち寄る道の駅ですが、この一帯は野鳥のサンクチュアリとして広大な湿地が広がってます。日本野鳥の会では4つの重点ゾーンを決めてます。
タンチョウ、ハクチョウやガン、シマフクロウ、チュウヒが指標種として決められ、レンジャーや市民によって自然を守る活動が進められてきました。
ウトナイ湖に注ぐ美々川沿いに倉庫などの建設を認める同市の方針を巡り、北海道は24日、この方針に基づいて規制を緩和する都市計画変更の審議スケジュールを見直す考えを明らかにした。(北海道新聞2026年4月24日)
先日、ウトナイ湖上流の美々川沿いの開発計画の見直しが発表されました。これも日本野鳥の会が陳情した結果のようです。自然豊かな北海道でも人の活動に伴う開発と自然を守る保護活動が争ぎ合っています。共に生きていく未来を作くる活動が大切です。
- 開発計画が見直された国道36号線沿いの湿地
- 36号線開発予定地に湿地は隣接してる
余談になりますが、7、8年前 東京港野鳥公園でボランティア活動をしていた頃「鳥よ 人よ 甦れ」(加藤幸子 著)を読んだ。今では立派な東京港野鳥公園も、その生い立ちは一般の市民の声から始まったのです。
大都市、東京の自然公園と同じように北海道の自然も、小さな市民の声から自然保護活動が始まっています。
先日、登別にある「キウシト湿原」を訪ねた。ここでも市民の声による自然活動が実り、自然公園が生まれました。住宅街に隣接して、車で一周できるほどの小さな自然公園です。
- キウシト湿原
- キウシト湿原
広大な自然が残る北海道でも開発が進んでいます。だから開発計画の一方で自然を守る運動は欠かせなくなってきています。
身近な恵庭市でのことですが、市営住宅が建設される前は季節になると沢山のベニヒワが集まり、バードウォッチングが楽しめた空き地がありました。
残念ながら今では市営住宅になり、ベニヒワを見ることは出来ません。恵庭も開発が進んで、この2、3年でバードウォッチングできる所が随分減ってしまいました。
他方で、保護活動が実を結んだ例があります。 タンチョウを近くで見かけるようになりました。 千歳市と長沼町の境に旧長都沼があり、バードウォチャーがよく来る場所です。そこにはタンチョウやガン・ハクチョウがよく来ます。
先日、心無い人が捨てたゴミを片付けられていたパトロールの方とお逢いしまし、立ち話しでしたが参考になる話を聞きました。
タンチョウの撮影に夢中になって追いかける人がいるので注意したら「追いかけていない」と言い張って。「タンチョウを追いかけたら驚くでしょう」と言っても聞き入れてくれませんでしたでした。
なんだか自分のこと言われているようで耳が痛かった。バードウォチングのマナーは大切です。野鳥を脅さないように、そっと静かに見守るように心掛けたいと思います。
自然を大切に守ることとは…、野鳥を気遣いながら、遠くからそっと見守ることです。動物園じゃありません。そんなことが分かり、自ら実行できれば、一流のバードウォチャーでしょう。
ウトナイ湖の自然は、そうした一流のバードウォチャーによって支えられるています。
ゴミを捨てる心無い人も、いつかは自然を大切に心遣いをするようになってもらいたいものです。
でなければ鳥が遊ぶ豊かな自然を守ることは出来ません。
いつかウトナイ湖近くでチュウヒが飛翔する姿を見てみたい。車のエンジンを止めて、車から降りず静かに待つ一流のバードウォチァーとして、そっと観察することにしたい。




