はじめて網走へ行った。JRの時刻表を調べてみたら実に遠い。高速バスでも更に時間がかかる。思い切ってAir便を選んだ。
Air便は道内でもジェット機が飛ぶ。
新千歳空港から女満別空港までジェットで1時間弱である。北海道の広さを改めて感じる。Air便のほうが体は楽である。
女満別空港から遠軽のコスモスを見に行った。9月上旬今が盛りのコスモスが見られるはずだ。
サロマ湖の南の山間を走り初めて遠軽に入った。空港から70Km以上もあり意外に遠かった。その間、信号は数えるほどしか無かった。北海道でも道東の広さを実感した。
遠軽に入って最初に目についたのが、「がんぼう岩」という奇岩である。市内どこからでも望めるランドマークだ。
その奥に太陽の丘えんがる公園があった。春は芝ざくら、秋はコスモス。
コスモス園には何と1千万本のコスモスがあると謳う。百万本より規模は大きいという意味だろうか?丘陵一面にコスモスが咲く
一つ一つのコスモスを見て回った。
芳香はないけど満開で見事なコスモスにカメラを向けたくなる。
夏の美瑛・富良野のお花畑に競うように遠軽は時期をずらし、晩夏~初秋を狙ったのだろう。観光客の人出で賑わっていた。
北海道は歴史的建造物が少ない。お花畑や自然景観が観光の目玉になっている。それでオーバーツーリズムになるほど人気がある。自然豊かな北海道はならではの観光である。
サンゴ草の群生地の卯原内に行く道すがら、サロマ湖の湖畔や能取湖の湖畔で小さなサンゴ草の群生を見ることができました。
でも、能取湖 卯原内のサンゴ草群生地は日本一というだけあって、その群生は別格でした。
人手を加えてるようだが、これを維持するのは容易なことではない。
サンゴ草は、厚岸で発見されたので「アッケイシソウ」と命名されたが、珊瑚のようなので「サンゴ草」と親しまれています。
九州佐賀県の東よか公園にも、サンゴ草によく似た「シチメンソウ」の群落があります。アッケシソウとシチメンソウは、同じヒユ科に分類される植物ですが属レベルの分類が異なる異種です。
いづれも塩生植物で絶滅危惧種に指定された貴重なものです。
サンゴ草を背景に鳥の写真を撮りたかったのですが残念でした。そうした鳥(シギ,チドリ)が一向に来ませんでした。かろうじて、カモメがやって来てくれた。やっと撮った写真がこれです。
待ちに待って撮ったが、もう夕暮れ近くなって暗く、ISO1600で遠距離で解像度も悪く、カッカリ写真でした。
というわけで、思い描いた絵になる写真は撮れませんでしたが、これで満足して「コスモスとサンゴ草の旅」を終えました。